音楽と共に生きる 57~庭の千草
24日の植物園の野外コンサートでは
秋にちなんだ曲として
「紅葉」と「庭の千草」を歌った

以下の動画は
risaの自作曲「フレア」に続き
アレンジをした「紅葉」と「庭の千草」が入っている

(埋め込み動画が表示されない場合はこちらをクリック)


娘が初めて植物園の野外コンサートに出たのは
大学1年のクリスマスで
それを機会にグループを組んで色んなイベントで歌ってきたけれど
あの頃はとにかくみんなで楽しくにぎやかに歌うことが多く
イベントの盛り上げ隊としてどこでも喜ばれたものだった

その頃のメンバーも今はバラバラになって
昨年のクリスマスからはrisaと二人のFrosch Duoとして活動している
それに伴い、曲も以前の様な子ども向けのにぎやか系中心ではなく
しっとりとした大人の歌や凝った演奏に移行してきた
二人は音楽に対する思いも姿勢も似ているので
一緒に活動していくのはとても楽しい
そして、二人の目指す音楽が
今回のようなイベント会場でも
たくさんの通りすがりの人々の足を止めさせる
その様子は彼らの自信にもなったことだろう

こうして二人で活動するようになってから
娘は歌う曲の歌詞の説明をすることが増えた
今回の「庭の千草」の時も
これが元はアイルランド民謡で
原題は「夏の名残りのバラ The Last Rose of Summer」だが
それが日本では最初「菊」という題になっていたこと
国によって親しみのある花も違っているので
こういう題になったのだろうということ等を説明し
原詩を朗読した後、演奏に移った

遅れて一輪咲いたバラの周りには
すでに仲間はみな散った後・・
愛する者なくして 誰が一人で生きられようか?

そんな物悲しい歌の伴奏を
risaがギターとパンフルートの音色を使って弾き
哀愁のメロディーを娘がしみじみと歌う
今回初披露のこの曲
二人の気持ちが一致していてとてもよかったなあ~

11月には今年で4回目になる『童謡・唱歌を歌うコンサート』に
今回も娘はゲストで呼ばれているが
「庭の千草」はそこでも歌うことになっているらしい
残念ながら今回は時間の都合で見にいけないので
いち早く植物園で聞くことができて良かった

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音楽と共に生きる | 20:30:40 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 56~初めてのプリマドンナ
11月のオペラ公演で
娘は初めての主役(プリマドンナ)を務めることになった
2つの演目が上演されるうちの『リタ』に出るのだが
主人公のリタは暴力妻なので
その暴れ具合がこれからとても楽しみだ(笑)

(写真はクリックすると大きくなります)
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オペラにしてもミュージカルにしても
娘はお姫様タイプではないため
(勧められても本人やりたがらないし)
主役を務めることはないだろうと思っていたが
なるほどこれなら適役かと^^

先日の演奏会でも
わたしの前に座っていた人が
娘の写真を指さしながら
「(レスリングの)吉田沙保里に似てる」と話していたけど
彼女とは本当に身長も含めて外見が似ているだけでなく
「闘う女」の雰囲気がそっくりなのだわ^^;

あとリタの歌うアリアは
学生時代から試験やコンクールでも歌っていて
娘にとっては得意とする曲なので
今回この思い出深い曲をどのように歌うのか
その成長ぶりも楽しみなところ♪

********************

<18日の演奏会写真>

手に持っているのはドイツから持って帰った本
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ドイツ滞在時の娘が送ってきた下の写真を見た時には
「何で道端に本箱があるの?」と思ったが
ドイツではこうして至るところに本箱があって
不要になった本はここに入れ
誰でもそれを持ちかえることができるそうだ
それを知った娘は
「これは舞台の小道具に使える」と自分へのお土産にした
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『キャッツ』より「メモリー」を歌っているところ
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ここでは『オペラ座の怪人』よりクリスティーヌの曲を歌っている
懐かしい白いドレス(わたしの初作品)で登場
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音楽と共に生きる | 23:43:12 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 55~ドイツ公演旅行
大学のドイツ公演旅行から帰って一週間が経ち
娘は時差ぼけと戦いつつ通常の仕事モードに戻っている
大学のFacebookにも演奏会の様子がアップされたところで
ここにとりあえず画像を借りてまとめておきたい
(画像はクリックすると大きくなります)

まずは25日のハノーファーの教会での演奏会
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当日の様子
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合唱団は2階席
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娘は右側の2階席前列で歌っている
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この中央にいる↓
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26日はベルリンに移動して
「ヤングユーロクラッシック」に参加した
会場はコンツェルトハウス
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内装は撮影禁止のため大学のFacebookに載っていなかったので
ネットで探すとこんなゴージャスな画像が出てきた
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娘は合唱隊の前列右から6番目に写っているのがかろうじて確認できる
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この演奏会についての詳細はドイツのサイトに載っているけれど
ドイツ語でとりあえず好評が書いてあるらしいので
ちゃんとみんな頑張って任務を果たしたのだなと安堵した

それにしても
3年前のニューヨーク公演の時には時差ぼけもなく
今回ほどの疲れ方ではなかったのは
娘も単に若かったからだろうか?!

いや、あの頃はまだ学生で責任もなかったし
旅行中、日本人に対して差別的なことは言われても
危険を感じるようなことはなかった
一方今回のドイツ旅行では
ハノーファーの町は美しく
人々も礼儀正しい印象だったが
ベルリンに移動すると雰囲気は一変し
ヘイトの落書きのある家が目立ち
店では日本人に対して
注文を無視する、おつりをくれないなど
明らかな嫌がらせもあった

この『ベルリンの壁』にはガムがくっつけられて汚いこと、、
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そして何より驚いたのは
スリの手口が巧妙かつ非常に大胆であることだ
今回は引率者として同行した娘は
学生を見守りながら、ある時にはスリ集団と本当に戦い
警察官はいても助けに来てくれるわけでもなく
これで随分神経をすり減らしたらしい
幸い娘自身に被害はなかったが
このすさんだ状況を見るにつけ
ドイツ国民が抱える問題の深刻さを
身を持って知ったという感じだ

日本と同じく敗戦国であるドイツは
戦後ずっと複雑な問題を抱えつつ
今は更に移民問題で国民の心がすさんでいるという
そこへ日本人がのこのこ現れれば
外見は明らかに自分達と違うし
言葉もできないし、大人しいし、いじめるにはちょうどいい・・
というわけで嫌な目にもあったが
先生からその背景の問題を教えてもらうと
そこには色んな事情があって
人は自分が幸せじゃないと他人に優しくできないから
それも仕方がないのだろう・・と思った

また、一週間の滞在期間の合間には
ちょっとずつ観光もできたが
娘にとって一番印象に残った(感動した)のは教会だ
中でもハノーファーのマルクト教会は
内装が撮影禁止なので画像はないけど
「壁も床も照明も当時のままで
何より天窓からの木漏れ日が一番感動した
何百年前の人もここに立ってたんだなあと本当に感じる」
とLINEで送ってきている
教会で生まれ育った娘にとって
どこでも教会は
「共通の意識がある場所」として安心するらしい
それは
「ここに座ってる人達も救いを求めてるんだなぁ」と感じるからだ

マルクト教会(14世紀の建築物)
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あとドイツで良いなと思ったのは
基本国民に優しく、労働時間がしっかり決まっており
お店も日曜は休み、24時間営業のお店はナシと
観光客には不便だけど
ドイツ国民はみんな
楽しんで生きることに徹している感じがあるところ
この辺の感覚は日本とはかなり遠いものだった

そして意外だったのは
ドイツ国民が時間にルーズで
30分程度の遅れは遅れじゃないということ
横断歩道は平均6秒、そしてすぐ赤になるし
結構ウソもつくし間違えても謝らない
果物売り場は管理が行き届いていないので腐臭がする・・など

それでも片言の英語でも通じるので生活はできそうだし
言われるほどソーセージばっかり出るわけでもなく
食事はどこも美味しかった
そしてビールは本当に水より安いことを確認・・・と
実際に行かなくてはわからないことを色々体験できたのは
本当に良かったと思う

オマケ画像~「紙芝居のおじさん」
頭になぜか悪の文字~!^^
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音楽と共に生きる | 21:10:36 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 54~White Room
11日の演奏会本番前日
娘はいきなり自分の部屋の壁紙をはがし始めた
以前から計画し
すでに新しい壁紙を購入してはあったものの
このタイミングでやるのか?!とビックリ~@@
普通はお休みの日とかにやりそうなものを
前日のリハーサルから帰ってきて
テンションが上がっているついでに作業開始
まあ
今やりたい!と思ってすぐに始めるところは
わたしに似ているんだけど、、^^;

それにしてもわたしが心配したのは
築40年の家の壁紙をはがすということは
40年分のホコリも出るわけだから
喉に影響はないのか?ということだった
でも結果的に喉には何の影響もなく
大がかりな作業で
それまでたまっている色んなストレスも発散して
「壁紙をはがすチャンスなんて滅多にないからね」と
本人は実に満足げに語った

この日の作業はここの一面で一旦終わり
(エアコンにはすでに別の壁紙を貼っていた)
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続きの作業は
昨日仕事から帰ってきて再開
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壁紙が終了したら次は大理石模様のクッションフロアを敷く
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そして今日は棚を白く塗って
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トロフィー類を置く場所を作り
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本棚も設置
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小物を置く棚も取り付けて完成♪
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作業が終わってみると
随分部屋が明るくなったなあと思う
本当は天井も白くしたいらしいが
今回はここまでにしておく

「白から始めるっていいよね」
と言いながら
娘は何か改めて色々頑張ろうと思っているようだ
今週末からはいよいよオペラの稽古も始まる
今回は初の主演だから
それはもう気合を入れなくてはね、、

そんな感じで頑張っている娘だが
実は5月から胃の調子がずっと悪くて
7月になってやっと胃カメラ検査をしたら
「逆流性食道炎」と診断された
ただ幸いなことに声帯には何の問題もないので
ここまですべて予定通りに仕事もできたし
今は調子も落ち着いていて
これならドイツ行きも大丈夫だろう

不安材料はいつも色々あるけれど
とにかく気持ちを切り替えながら前へ進むのみだ

音楽と共に生きる | 22:34:42 | Trackback(-) | Comments(2)
音楽と共に生きる 53~宗教音楽
5月末のコンクール以来
娘の活動記録の更新が滞っているが
この2カ月余りの間も
演奏会や指導の仕事が色々あって
気がつけばドイツ行きまでもう10日程になっている

今日は連休初日で混雑が予想される中
広島駅近くの流川教会へ
娘の出演する演奏会に夫と行ってきた
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原爆で倒壊したこの教会には
当時の燃えた木が残されていて
近年になって今の教会堂に建て替える際
この木で十字架を造った
戦後建てなおした教会堂では
当時悲惨な目にあった人々にはこの木を見るのは辛いとのことで
長年使われなかったらしい
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今年はマルティン・ルターの宗教改革からちょうど500年に当たり
今日の演奏会の曲目も
バッハやヘンデルの宗教曲が中心だった

音楽をやっている人にはクリスチャンが多いので
娘が教会の子どもだとわかると
好意的に見てもらえることも多いらしい

先月ソリストを依頼された合唱団の定期演奏会では
珍しいジャズのミサ曲を歌ったが
facebookで娘の名前が聖書由来であることが紹介されていた
(画像はfacebookより)
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更には娘のコメントも以下のように記されている
「ソロなのですが、いかにもソロというのじゃなく
合唱というか、音楽の一部でありたい」

そうそう
みんなで一つの音楽を作り上げる時には
”わたしがぁぁぁぁ~”と自己主張するのはNGだ
舞台は個人が目立つためにあるのではなく
お客さんに良い音楽を届けることが一番重要なのだからね

6月に出演した広島市文化財団主催の演奏会では
演奏の合間に平和についての話もあった
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”自分こそが正しい存在であると思い
相手を自分に合わせるよう求めるのは平和ではない”
言葉は違っているけれど内容はそんな感じで
それは合唱においても重要なポイントだと思った

基本的に人間は間違う生き物だから
必ず「正しい基準」が必要になる
それが音楽では「楽譜」だ
楽譜を無視して自分の感覚で各々が歌い始めたら
人の心を感動させる音楽にはならない

毎年この時期は全国で「平和コンサート」が行われるが
楽譜という基準に自分を合わせるよう努力するのも
物の見方が変わるいい機会になるかもしれない
そうして団員の心が一つになる時
はじめて本当の意味での平和コンサートが実現するのだろう

さらに宗教曲においては
その歌詞はすべて聖書から出ており
歌い手は聖書の内容を正しく理解することが重要だ
それは単なる知識としてではなく
人生の土台となる生き方を理解することを意味している
だから音楽家にはクリスチャンが多いし
娘は宗教曲をとても大切にしていて
難しい曲が多いので非常に苦労はするが
そこに魂を集中する努力を惜しまない

今日も難しいソロ曲を務め
何とか演奏会を終えて帰宅すると
10月に福岡で行われる演奏会の楽譜が届いていた
昨年『メサイア』を歌った大学から再び演奏依頼があり
また宗教曲を歌うことになっているのだ
(これがまた難しい~~)

「今日のがやっと終わったと思ったらまた次か・・」と
追われる日々に思わずため息も出るけれど
娘の持ち声をひときわ高める宗教曲は
これからも娘を成長させてくれるだろう

音楽と共に生きる | 23:53:42 | Trackback(-) | Comments(4)
音楽と共に生きる 52~大賞受賞!
娘は昨日、3年半ぶりにコンクールに参加したが
ありがたいことに一位の大賞をもらうことができた
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ちょうど地元のホールで開催される
若手音楽家(満30歳以下)のためのコンクールには
地元であるがゆえに挑戦しにくく
今までずっと逃げ腰になっていたけれど
ギリギリで決心した3月の予選を通過して以来
昨日の全国大会本選までは仕事の合間にレッスンを重ねた末
今回こうした結果になったのは本当にうれしかった
というか、ものすごく安心したというべきだろう
本当はこっそり参加したくても
地元では名前が知れているし
応援してくださる方々の期待に答えたいと思う分
プレッシャーも半端なかったからだ

それとこのコンクールは声楽のみならず
ピアノや管弦打楽器まで一緒に審査されるため
違う楽器同士をどうやって比べるのか
考えれば考えるほど不安になった
でも、とにかく考えても仕方がないから
やることやって最後はすべて神さまにおまかせ!
で、今回の結果に(感涙)

大賞には賞状のほかに
トロフィーと賞金30万円(!)が贈られ
それがまたすごーーく有難かった
基本的に音楽家はお金がないので
いつも活動資金の工面に一生懸命だからね^^;
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コンクール終了後、興奮冷めやらぬ母娘
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今朝起きて来た娘は、開口一番
「夢じゃなかったんだね」と言った
そうだよ
心労の多い2カ月だったね
でも今後はコンクールを受けるにしても
遠いところで知られないうちに受けるだろうから
こんなプレッシャーは今回限り
そして、わたしと夫も当日まで見に行くかどうか迷ったけれど
あの1位発表の瞬間の感動を会場で共有できるのも
多分今回限りになるだろう
遠いところまではなかなか行けないし
今回はわたしたちも貴重な経験をさせてもらったなぁと思う

そんなこんなで一安心した今日は
いよいよ親知らずを抜く!
長い間放置していた親知らずの痛みが最近ひどくて
これもコンクールの妨げにならないかと心配だった
それも先程無事に終わって
麻酔がきいたまま、これから仕事へGO~
とりあえず心は軽やかだから大丈夫^^

さて、こちらは新しいプロフィール写真だ
赤いドレスに赤いバラ!
2週間前に26歳になったのでぐっと大人っぽく~
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こちらはrisaと活動する時のための写真
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二人は良く似ていると言われるらしい
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音楽と共に生きる | 14:14:21 | Trackback(-) | Comments(4)
音楽と共に生きる 51~遠い日の夢
早いもので4月も今日で終わり
教会の庭はこれからバラシーズン本番を迎えようとしている
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娘はこの春から新たに2つ仕事が増えたが
どちらも今のところ順調に進んでいるらしい

合唱の指導を始めて3年半が経ち
たくさんの仕事をもらいながら経験を積んできたので
今は指導がとても楽しいのだと言う
昨年に引き続き
今年も大学の合唱の授業の副手を務めているが
8月には大きな行事が控えていて
授業ではすでにその練習が始まっている
その”大きな行事”とは
ドイツの首都ベルリンのコンツェルトハウスで行われる
「ヤング・ユーロ・クラシック音楽祭」への出演だ
そこで娘は合唱団のサポートをすることになっており
学生たちと一緒に歌いながら練習を重ねている

大学卒業時に
大学からニューヨークの国連本部演奏会へ派遣されてから3年
あの時は初めての海外旅行が演奏旅行という事で喜んでいたけれど
今度は初めてのヨーロッパ!しかもあこがれのドイツへと
音楽の仕事で派遣されるわけで
高校時代に憧れた音楽の先生から
「音楽をやるなら一度はヨーロッパの地を踏みなさい」
と言われたことを
当時は遠い夢だと思っていたけれど
今こうして現実になることが何とも感慨深い、、

4週間前
桜の咲く植物園で行われたコンサートでは
久しぶりに「時には昔の話を/『紅の豚』より」を歌った
その2番の歌詞は
娘にとって身につまされるものがある

 ”お金はなくても何とか生きてた
  貧しさが明日を運んだ”

お金がないからあきらめよう・・・ではなく
お金はないけど何とかやっていこう・・・で今がある
いつも不安と困難と隣り合わせの日々ながら
誠実な仕事をすれば次の仕事につながり
演奏会の依頼も次々やってきた

最近はお寺のコンサートに招かれることもよくあり
教会の娘がお寺で演奏して大丈夫?なんて聞かれることもあるらしいが
本人は全く気にしていない
というか、別に気にすることもないでしょう
音楽は国境も宗教も越えた世界共通語のようなものだから^^

「さくらコンサート」の動画はこちら←クリックするとyoutubeサイトへ


音楽と共に生きる | 20:41:24 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 50~歌手の顔
3月5日に先輩のグループと一緒に出演したライブの写真が
たくさん送られてきたので載せてみる
こうして並べてみると
昔のいかにも自信のない顔から
すっかり「歌手の顔」になったなあと思う

最初はrisaと二人でFroschDuoとして演奏
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ちなみに今回の髪はrisaがセットしてくれたらしい
娘は基本面倒くさがりで、いつも同じ髪型だからね^^;
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最後はtomoyasu先輩のグループと合同演奏する
この先輩は『おりづるタワー』のテーマ曲を作曲した人だが
娘はその曲を歌った縁で今回のコラボが実現した
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ヴァイオリンのaoi先輩とは
大学3年の時に学内オーディションで選ばれて出演したコンサートで
一緒に演奏して以来の出会いだ
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ライブの最後はショールを脱いでベアトップ姿に
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会場いっぱいのお客さんは大いに盛り上り
演奏者もとても楽しいライブだった♪
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この頂き物のショールはホント素敵で娘のお気に入り
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音楽と共に生きる | 10:59:13 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 49~業種名『音楽家』
娘は昨日ほとんどギリギリになったが無事に確定申告を終えた
書類の業種欄に前回までは『学生』と書いていたのを
今回からは『音楽家』と書く
何だかちょっとおこがましいような気もするけど
ちゃんと音楽の仕事でお金をもらえているのだから
そう書いても良いよね~と、思わず一緒に笑った

フリーランスの音楽家として社会に出て一年がたち
この世界には人のつながりが非常に重要だと教えられたことが
今、本当にそうだとつくづく思う
良い人との出会いは良い仕事につながり
その先の仕事で知り合った人からまた良い仕事が来る
「あなたにお願いしたい」
そう言われることは本当にうれしく有難い事で
自分で営業することもなくここまできているのは奇跡と思えるのだ

来月から新しい年度がスタートするに当たり
大学での仕事がもう一枠増え
新たに高校で合唱部やミュージカルレッスンの仕事も始まる
娘の仕事はどれも突然切られても仕方がないものばかりだから
年度の終わりには次があるのか?!と不安になるけれど
今まで助けられてきた感謝を胸に
「これからも何とかなる!」と思ってひたすら前を向いてきた
これからも定職につかない限りはこの状態が続くので
もし過去の感謝を忘れたら
いつも不安でたまらなくなるだろう

新しい年度にも、まだ確定していない予定がたくさんあるが
それが実際にあるのかないのかドキドキしながらも
必要な仕事は必ず与えられると娘は知っている
だから今後も焦らずいつも目の前の仕事を一生懸命やっていく

明日はモーツアルトの「レクイエム」コンサートの日だ
この日のために公募された合唱団の発声指導とパートリーダーの任務が明日完了する
その前に、珍しく一日休みの今日は
地元FMラジオで娘が宣伝していた ”明治有田 超絶の美-万国博覧会の時代”を見に
母を美術ギャラリーに連れて行ってくれた

さて、最近のコンサートでは
2月のバレンタインコンサートで着ていた赤いドレスの緑バージョンを
アレンジしながら着用している

(わたしは行けなかったので他の方が写した写真を借りる)
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基本形はこのスタイル
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こちらでは柄もののショールを着用
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ちなみにこのショールは
一番上の写真でテーブルにかけてあるものと同じ
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そして先日の門下発表会ではスカートに大きいパニエを入れ
一曲目は上だけ銀色唐草オーガンジーをかぶせた
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二曲目ではスカートもオーガンジーをかぶせる
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会場の大きさや歌う曲のジャンルによって
ひとつのドレスもこうしてアレンジしながら使うと
全然別物に見えて面白い

音楽と共に生きる | 15:13:53 | Trackback(-) | Comments(2)
音楽と共に生きる 48~バレンタインコンサート
今年から植物公演でバレンタインデーのイベントが行われることになり
娘はエレクトーンのrisaと一緒に『Frosch Duo』としてコンサートに出演した
以前はヴォーカルアンサンブル『Frosch(フロッシュ)』として
複数の歌い手に伴奏者がついて活動してきたが
大学を卒業後、メンバーが社会に出て行くと自ずと事情も変わり
東京へ行ってしまったり、結婚して休業したりと抜けていって
最終的には大学院まで一緒だったrisaと娘の二人だけで活動するようになった
今後もヴォーカルアンサンブル『Frosch(フロッシュ)』として
メンバーがまた集まる可能性はあるが
当面はこの『Frosch Duo』で活動していくようだ

今回のイベントではバレンタインデーにちなんで「ラブソングコンサート」を依頼されたので
演奏するのはすべて愛を歌った曲ばかり7曲
中でも娘が好きな中島みゆきの「糸」は歌詞が深くて
やっぱり娘にあっているなあと思った
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演奏後は、イベント会場のハート形イルミネーションと
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”99本のバラと一緒の撮影コーナー”で写真を撮る
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今回の曲目は
「The Rose」「My Heart Will Go On」「糸」「愛情物語メドレー」
「美女と野獣」「いつか王子さまが」「You Raise Me Up」
(←クリックするとyoutubeサイトへ)


ちなみに、今回のドレスが
先日のオペラ『ルサルカ』で着た外国の王女役衣装の本来の姿だ
娘にとって悩みの種であるたくましい二の腕が隠れるデザインがお気に入り^^

そして今週末に
やはりFrosch Duoで出演するコンサートでは
同じスタイルでグリーンのドレスをお披露目する
ただスタートのボリュームは赤よりも控えめになっており
ハイヒールをはかなくてもいいように長さも少し短くした

実のところ今回は11センチヒールのくつをはいている
(前が2センチくらいあるから実質は9センチくらいだけど)
これはオペラ用に買ったもので
背が156センチの娘は周りとのバランスの関係でハイヒール必須になるのが大変だが
舞台で歩く様子はとても自然に見えるので
慣れれば履きこなせるようになるんだなあと感心する

音楽と共に生きる | 15:25:18 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 47~13年ぶりの『ルサルカ』
29日、オペラ『ルサルカ』の公演二日目が無事に終わり
秋から続いていた演奏会シーズンが一段落した
今回の娘の役は”外国の王女”で
ルサルカと結婚しようとしている王子を誘惑する悪い女を
高貴に冷ややかに、そして実にいじわるく演じたが
すごいハマり役というか
わが娘ながら怖いわぁ~と、見ていて本当に面白かった^^

娘にとってオペラの舞台は2年前の『椿姫』以来だけど
出演者はベテランが多いので
演技のコツや注意点を色々教えてもらえるのが有難い
特に今回のような高貴な役は
動き一つで雰囲気を醸し出さなくてはならないので
ゆっくりした動きや、きちんと止まることが大切だ
11月に出演したミュージカル『シンデレラ』でも
”妖精の女王”役という高貴な役柄を演じるにあたって
「止まることを恐れないで」と言われたのを思い出し
基本的に”エライ人はガサガサ動かない”ことを学ぶに至る

また、学ぶことは技術ばかりではなく
心構えに関することも多い
打ち上げの時には、ある人から「本物になりなさい」と声をかけてもらったが
”本物”とは、歌や演技が完璧という意味ではなくて
”相手と呼吸を完璧に合わせられる人”なのだそうだ
今回はそういう呼吸の合わせ方も
はい今ココで!と具体的にタイミングを教えてもらいながらつかんでいった
こうしたひとつひとつの教えは
まだ若い娘にとっては全部財産になる
今後どういう役をやっていくかはわからないけれど
基本的にヒロインタイプではないので
結構クセのある役をやっていくのではないかと思うが
とにかく学んだことをしっかり覚えて次に生かしたいものだ

悪役の先輩「魔女さま」とすっかり仲良しになった♪
いつかこの役もやりたいらしい
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衣装の方は
あれこれ悩んで結局ショールをそでのようにアレンジ
そして金色唐草オーガンジーの残り布が大活躍
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娘の衣裳係としてはとりあえず責任を果たせて良かった
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さて、このオペラ『ルサルカ』は娘が小6の時に初めて参加した演目で
今回は当時と同じ出演者との再会もあり
成長した娘の姿を見てもらえる素晴らしい機会ともなった

13年前の魔女の手下の黒猫役(左端)
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こちらはパーティーのお客さん役だが
小さいながらツンとすました表情が今回と重なる
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あの頃はとにかく舞台が単純に楽しくて
そして今でも舞台が大好きなのは変わらないけれど
今はもう大人になって、舞台の恐さも知っている
それでもやっぱり舞台に出たいと、今は強く思い
今年は積極的に参加してみようと思っているようだ

わたしも今回
自分の作ったドレスで娘がオペラの舞台に立つのは嬉しかった
昨年はとうとう一枚もドレスを作らなかったので
なんだかもう次を作る自信がなくなっていたのだけど
『ルサルカ』が終わって、この赤いドレスを本来の形に戻し
新たに緑色のドレスにも着手して
まだもう少し頑張れそうな気がしている
今後はドレスを一から作るばかりでなく
今回のようにシンプルなドレスをアレンジしていくことも考えたい
こうして無理せず続けられたらきっと楽しいだろう

音楽と共に生きる | 23:39:01 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 46~感激の『メサイア』福岡公演
福岡の西南学院大学における3日間の練習を経て
ヘンデルの『メサイア』全曲公演本番が9日無事に終わった

「ハレルヤコーラス」で有名な『メサイア』だが
2時間半もある曲を全曲演奏する機会は少なく
しかも今回は古楽器を用いたオーケストラとあって
初めてソリストととしてソプラノ曲を半分担当させてもらった娘は
想像以上に楽しい日々に感動し
今はそれが終わってしまった「メサイア・ロス」の状態にある
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以下の写真はElizabeth Singersのfacebookより
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今までオペラやミュージカルで
”舞台を作り上げる”という経験は何度もあったけれど
オーケストラと合唱での舞台を作っていく過程において
特にこだわりを持つ古楽器のエキスパート達と指揮者のやり取りは
非常に新鮮で驚きに満ち、新しい世界が広がるものだったようだ

また『メサイア』は全曲その内容は聖書そのものだから
娘にとっても心の入れ込みようが他の曲とは自ずと違ってくる
今回一番の難曲であった「Rejoice greatly(大いに喜べ)」も
本当に喜んで歌っていたら
指揮者から「羽が生えて飛んで行きそうだね」と言われたという
それほど入れ込んで楽しんだ日々が終わる最後の打ち上げでは
はじめて「帰りたくない」とも思った

翌日には地元合唱団の指導があったが
この日の仕事はそれだけだったので
以前から行ってみたいと言っていた隣町の温泉施設「ほの湯」
わたしと二人で出かけて、4時間もそこで過ごした

そこのジェットバスに二人で並んで話すのはやはりメサイアのこと
声をかけてもらった時には
そんな大役が務まるのだろうかと不安に思ったが
今回の評判を聞いて、今後に向けて自信もできたこと
これからも特にオラトリオ(宗教曲)には力を入れていきたいと思ったこと
その他、いろいろな目標を語りながら最後に
「やっぱりずっと音楽からは離れられないんだよね」という
生活(お金)のことを思うと
正直なところ心が揺れることはよくあるというが
それでも演奏家として生きていくことをこれだけ応援してくれる人がいて
何よりもこれほど楽しい舞台を経験させてもらって
そして今月末にはオペラの舞台もあって
また今日は新しい大きな仕事の依頼ももらって
こうしていつも支えられ、次の道が開かれている日々を思うと
この道から離れることは考えられない
だから今日も現実の生活を支えるためのアルバイトに行く
演奏家の中には
音楽以外の仕事をすることを恥と思う人も少なくないらしいが
娘にはそういうプライドがない(厳密に言えば捨てている)ことをわたしは嬉しく思う
それは人間にとってプライドを捨てることの難しさを知っているからこそ
娘が成長してきたことを実感してそう思うのだ

さて、昨夜こうしてゆっくり温泉につかり
はじめて岩盤浴なども体験してすっかり体の芯まで温まったら
二人とも今日はかなり調子が良い
この勢いでわたしは新しいドレスを作り始めた
まずはこの赤いドレスを今週中には完成させたい
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こちらは9月にグランドオープンした平和公園隣の『おりづるタワー』のテーマ曲MVだが
娘が歌っている様子も出てくるので載せておこう
(埋め込み動画が表示されない場合はこちらをクリック)


音楽と共に生きる | 22:11:59 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 45~体調管理
12月は娘の活動記録を書かなかったので
ここでまとめてアップしよう

11月末は市民ミュージカル『シンデレラ』公演があり
娘はシンデレラに魔法をかける「魔法使い」・・・ではなく
「妖精の女王」という役で出演した
曲はすべて大学時代からお世話になっている先生のオリジナルで
妖精の女王の歌はかなり難しく、やりがいもあったようだ
また可愛い子どもの妖精たちをぞろぞろと引き連れた役は楽しかったが
非常に”悩ましいこと”もあった
それは娘が「妖精の女王」に対していだくイメージとは
随分違うカツラが用意されていたこと
それはどんなものかと娘に問うと「バッハのカツラ」だというので
わたしとしては????という感じだったが
当日行ってみて、ああなるほど、これは悩んだだろうねと思った^^;

ちなみにバッハはこちら↓
Bach.jpg


そして「妖精の女王」はこちらの写真左端↓
(この写真は衣装やヘアメイクを担当した専門学校サイトから借りたもの)
sinderera1129.jpg

娘としてはこのカツラをつけて登場したらほとんどギャグになるのではないかと心配し
それを演技でどうにかすることに一生懸命だったが
わたしも第三者の目で見ていてとりあえずそれは心配なかったなと思う
だが実のところ当日は
カツラのことなんてどうでもよくなるような別の心配事が起きていた

公演の数日前からひどく背中が痛いと言って近所の整形外科に行った娘は
「発疹がでていないか?」とたずねられたが
その時点ではまだ何も出てはいなかった
ところが間もなく出てきた赤い発疹を見た夫は
「これは帯状疱疹じゃないか?!」と言いだした
そして翌日再び同じ整形外科へ行くと
「やっぱり出たか~」と言われて帯状疱疹である事が告げられる

”帯状疱疹は免疫力が下がることで発症する”とのことだが
本番を前にこの痛みを抱えてどうするのかと本人も苦悩しつつ
それでも何とか2日間の公演を無事に終えた
そう、こうしていつもギリギリのところで何とかなる!との確信が
ここでまた得られたのだった

当日会場に飾られていたガラスの靴
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さて、この公演が終わって12月に入ると
今度はいきなり風邪をひいてしまった
歌う仕事が多い12月に風邪は非常に痛いが
先輩から頼まれていたクリスマスコンサートをまたギリギリで乗り越え
聖歌隊の仕事も別のメンバーに助けられながら何とかこなしていく
そして、大学から要請のあった「ドイツクリスマスマーケット」に出演した頃から
声の状態はだんだん良くなっていった
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それにしてもドイツマーケットの日も寒かったが
18日の植物園での野外コンサートの時には
今回はソロ演奏という事もあり、思い切ってドレスで登場するも
これがまたすごく寒かった~~~@@;
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以前舞台用に作った毛皮風ショールが役に立った
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当日の演奏はこちら←クリックするとyoutubeサイトへ


その後は風邪をぶり返すこともなく
23~25日の三連休は
ホテルでのクリスマスコンサートに出演したり
聖歌隊の仕事をしたり
ケーキを売ったり
あちこちかけまわって元気に過ごし
年末は今月9日に本番がある『メサイア』の練習が
音楽活動の締めくくりとなった

明後日から『メサイヤ』のソリストだけがオケ合わせのため
早めに福岡入りするが
今のところ体調も良さそうで
今日は新しい服も買ったし、本人張り切っている

毎年、特にこのシーズン一番問題になる体調管理については
本人も色々気をつけていて外出時にはマスクを欠かさないけれど
忙しい日には睡眠が優先で一日一食になってしまったり
本番が近くなるとアドレナリンが出て妙に元気になるため
そのまま無理を続けたりと
なかなか自分の身体でも思うように管理はできない
それでも昨年一年間もすべて何とかなってきた
これはもう感謝としか言いようがない

娘の舞台も今月末のオペラ『ルサルカ』が終われば一段落だが
来月の植物園でのバレンタインコンサートに向けて
わたしはこれからドレスを作ろうと今日ドレス生地を注文した
スタイルは一昨年4枚作ったのと同じ上下が分かれるシンプルなもので
愛の歌を歌うにふさわしい赤いドレスと
もう一枚は金銀のオーガンジードレスを重ねると似合う緑にする
さあ、久しぶりにわたしも頑張らないとね

音楽と共に生きる | 21:34:50 | Trackback(-) | Comments(2)
音楽と共に生きる 44~童謡・唱歌コンサート2016
今年も廿日市市教育委員会が主催する「生涯学習フェスティバル」の中で
『みんなで歌おう!童謡・唱歌2016』が開催され
娘は今回もゲストとして招いてもらった
3回目になる今回はソロ曲が6曲あり
初めの年は2曲、昨年は4曲とだんだん増えていっている
そして、衣装は初めて着物姿を披露~
昨年”当たった”着物はあれから大活躍だ
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ソロ曲の動画はこちら↓

「故郷の廃家」「七里ヶ浜の哀歌」「城ケ島の雨」(←クリックするとyoutubeサイトへ)


「時計台の鐘」「宵待草」「希望のささやき」(←クリックするとyoutubeサイトへ)


さて、童謡・唱歌コンサートも無事終わったところで
今度は月末の市民ミュージカルに向けての舞台稽古が忙しくなってきた
演目は『シンデレラ』
娘はシンデレラに魔法をかける「妖精の女王」の役をすることになっている
絵本の世界だと魔法使いのおばあさん役だが
ここでは小さな妖精たちもたくさん登場する独自のストーリーとのこと
シンデレラ20161126

また、10月から自分自身のレッスンも再開し
こちらの舞台にソリストとして出るための練習をしている
(↓クリックすると大きくなります)
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更に1月末にはオペラ『ルサルカ』に「外国の王女」役で出演するので
その練習もすでに始まっている
12月にはいくつかクリスマスコンサートに出演するし
こうして舞台に立つ機会は毎月あって
指導者としての仕事も演奏家としての仕事も共に恵まれ
本当に感謝なことだと思う

音楽と共に生きる | 23:32:27 | Trackback(-) | Comments(2)
音楽と共に生きる 43~仕事の依頼
昨日の新聞に
娘に関係する記事が2つ載っていた

ひとつは地元の病院で行われたコンサートのこと
これは廿日市市の文化ホール「さくらぴあ」から依頼されたものだが
お年寄り向けに昔懐かしい曲を中心にした楽しい内容をと考え
ほとんど昭和の歌謡ショーのような選曲にしたところ
「全部知ってる曲だった」と大いに喜ばれた
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老人ホームや病院の訪問演奏では
たいてい唱歌や童謡が中心になっていたのをぐっと変えて
戦前戦後の歌謡曲を取り入れるようになったのは3年前のこと
その試みが大変受けたので
「青い山脈」「一杯のコーヒーから」「銀座カンカン娘」「東京ブギウギ」
といった一連の”ナツメロ”は
すっかり娘の定番曲になった
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今では曲によって声も変えて歌うようになり
遠い時代の音を細かく再現するエレクトーン伴奏とあいまって
タイムスリップしたかのような不思議な雰囲気を醸し出している
ohno2016921b.jpg

ちなみに、この2日前の敬老の日にも
広島市内の老人ホームで同じ内容の演奏を行った
いつものことながら、お年寄りの楽しそうな笑顔が何よりうれしい

さて、2つ目の記事は
このたび原爆ドームの隣にできた「おりづるタワー」のオープンにあたって
テーマ曲として大学時代の先輩が作った曲が選ばれ
この日、娘も呼ばれて歌ったというもの
主役は先輩だから娘の名前は出ていないけれど
とりあえず後ろ姿(右側)が写っている
(↓クリックすると大きくなります)
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このテーマ曲は
8月に娘を含む4人の合唱を録音し、CDになっている

また、8月にはもうひとつCD録音があった
2年前にも参加した大学付属合唱団による「高田三郎の典礼聖歌」第3弾だ
(このfacebookの記事はこちら
宗教曲には”揺れないまっすぐな声”が求められるので
(ホテルウエディングの聖歌隊の場合も同様)
そういう声質である娘はこの分野でも仕事があるのが有難い

そして何より有難いのは
依頼された仕事に「次」があるということだろう
もうおなじみになった植物公園でのコンサートは
7年前のクリスマスに始まり毎年出演
今年も5月のGWに続いて9月、10月にも依頼があり
9月17日は、残念ながら雨のため野外ではなかったけれど
室内でも予想以上にたくさんのお客さんが集まるコンサートになった
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10月には新しく指導の仕事が入り
11月には3回目となる市の「童謡・唱歌を歌うコンサート」に
今年もゲスト出演することになっている
こうして新旧いろいろな「次」の仕事に恵まれ
わたしが「今日はどこへ行くの」と娘に訪ねる日々はまだまだ続く、、

植物園のコンサート動画はこちら



病院でのコンサート動画はこちら



音楽と共に生きる | 23:15:50 | Trackback(-) | Comments(4)
音楽と共に生きる 42~目標の設定
4月からここまで7つの仕事を掛け持ちしながらやってきた娘だが
8月は夏休みなので大学や幼稚園での仕事も休みとなり
おまけにホテルもチャペルを改装するとのことで
聖歌隊の仕事もお休みだ
演奏会の予定も入れていないし
今月は音楽の仕事が少ないのだが
代わりにレコーディングの予定が2件入っている
自分でCDを出すことはないので
「あなたに歌って欲しい」という依頼があるのは嬉しい
あと、11月に市民ミュージカルに出演するため
今月から毎週その練習が入ってくる

そんなこんなで、安定はしないけど、いつも仕事はもらえている娘に
先日、10月からの奨学金返済開始の通知が届いた
そして、その利率を見て大いに喜ぶ!
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娘が大学に入学した時にはここまで利率が下がるとは思っていなかったので
これはまるで無利子になったかのようだと、気持ちもぐっと楽になったのだった

さて、色々と先の見えない綱渡りの人生ながら
現実をしっかり見据えて、与えられた仕事をきちんとこなしていけば
音楽の世界でも結構生きていけるらしいこともわかってきたが
何かもっと華やかな世界に出ていくことを望まない娘は
自分のことを「夢のない人間」だと思っている

この感覚については
息子も同様であることをこれまでにも何度か書いてきたけれど
教会に生まれ育った彼らには
「夢見る人」は「妄想に生きる人」と紙一重であることが
子どもの頃から良く分かっているということも
冷静に物事を見ていく要因となっているのだろう
そのため彼らは、自分のレベルというものを主に失敗を通して学び
「自分のやりたいこと」について、身の丈に合った目標を設定しながら
それぞれ別の分野で励んできた
「自分は何者か」を知らず、夢を追いかけて大言壮語するだけでは何もならないが
「今の自分にできること」を積み重ねた先には、それなりの結果がついてくる
その時に生まれる小さな達成感の積み重ねは
確実に力になり、自信につながって行った

音楽の世界にいる娘は
「なぜ海外に行かないのか?」とか「もっと上を目ざさないのか」とか
それが当たり前のように言われるのだけど
そこにはもちろんお金の問題もあるし
何より好きな音楽であっても、ガムシャラになり過ぎると疲れてしまって
最後にはやめたくなってしまうかもしれない
実際に人は夢破れると、持っているもの(才能)も捨てて
すべてをあきらめてしまうことがある
それは実にもったいないことだ
だから今の自分に与えられた環境で与えられた仕事をやって行く
その積み重ねの先に何か道が開けたら進めばいいし
開かれなければそのままここでやって行く
その決意は揺るがない

わたしはこのような子どもたちの無理をしない生き方について
その持つ意味をどのように表現すればいいのだろうと以前から考えていたが
先日facebookのタイムラインに
『イチロー選手の考え方と行動とは?』という記事が流れていて
ああわたしが考えていたのはコレだと感じたので
ここに引用しておこうと思う

全文はこちら(←facebookのページへ)

この記事の中で
20歳のイチロー選手は以下のように語っている
 
  「“目標”って高くし過ぎると、絶対にダメなんですよね
  必死に頑張っても、その目標に届かなければどうなりますか?
  諦めたり、挫折感を味わうでしょう
  それは、目標の設定ミスなんです
  頑張れば何とか手が届くところに目標を設定すればずっと諦めないでいられる
  そういう設定の仕方が一番大事だと僕は思います」

*****************************

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毎日厳しい暑さが続いている今
放っておくと植物は枯れ、庭はどんどん荒れていく
とにかく今は毎日の水やりが欠かせない
特に鉢バラは今年も夫がせっせと水やりしてくれていて
わたしも何とか少しずつ庭の整理をしながら
この夏も乗り越えようと努力している
こうしてぼつぼつ続けていれば
また花の季節を楽しむこともできるだろう

音楽と共に生きる | 23:33:18 | Trackback(-) | Comments(2)
音楽と共に生きる 41~平和コンサート2016
大雨警報が何度も出る梅雨が終わり
今年も暑~い季節がやってきた
(写真だけはちょっと涼しそうなラベンダーをUP)
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そんな中
今年も『はつかいち平和コンサート』に娘が出演するということで
わたしは昨年のことを思い出していた
そう、昨年のコンサートが終わってから
わたしは原因不明の高熱と頭痛で寝込んだのだった

(詳しくは昨年の日記参照)

以前は1月に体調を崩すのが恒例(?)だったけれど
今ではその周期が半年になったのか
今年も7月に入ってからどうも調子が良くはなかった
というわけで、自分なりに体調管理に気をつけながら迎えた23日は
ほぼ満員の大ホールの後ろにすわり
撮影許可を得て、ビデオを撮りながらゆっくりとコンサートを楽しむ

娘の歌うソロ曲は
ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」(ラルゴ)
peaceconcert2016723-1a.jpg

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「オンブラ・マイ・フ」の動画はこちら(←クリックするとyoutubeサイトへ)


第二部のステージでは
市民合唱団と一緒に唱歌などを歌った
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市民参加のオーケストラには、小学生の姿もあり
いつか志音もお母さんと一緒に出るようになればいいなあと想像してみる
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お祝いの花束は元気の出るビタミンカラー
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さて、「音楽と共に生きる」シリーズの更新は2カ月ぶりとなったが
その間も娘は色々な場所での演奏の機会をもらっており
更にそこで出会った人から次の仕事をもらうなど
音楽の仕事が言わば”芋づる式”に増えているのが有難い

音楽と共に生きる | 23:16:21 | Trackback(-) | Comments(4)
音楽と共に生きる 40~休日の過ごし方
娘が社会人デビューしてから2カ月が過ぎようとしている
今月は東京から帰ってきたkeisukeと一緒に
「フロッシュ」として植物園で演奏したり
発声指導に行っている地元合唱団と共に合唱祭に参加したり
勤務先の幼稚園の行事で歌ったり
今後指導することになる新しい合唱団の見学に出かけたりと
毎日違う場所へ出かけていくので
一応スケジュール表は見ていても
わたしはその日の行き先を覚えるのがやっとだ^^;

そんな娘も15日に25歳の誕生日を迎えた
今年もこの日に合わせたようにヘリテージが咲く
ヘリテージ2016519-6

さて、娘のような仕事をやっていると
休日は意識して自分で作らないと一ヶ月休みなしにもなりかねない
今月はとりあえず2日ほど休日を作っていたが
バイトが一日キャンセルになった日があり
ちょうど忙しさが続いた後だったので助かった~!と喜ぶ

そこで、せっかくできたお休みを寝て過ごすのはもったいないと
通販で買っていたお気に入りの布を使って
音取り用キーボードを入れるバッグを作りはじめた
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自分の体に合わせながら作ったのは
斜めがけができるバッグ
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型紙はないので自分で適当にデザインした
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このキーボードはいつも幼稚園に持って行っているものだが
クジラ柄に園児はどう反応するのかな?!
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さて、バッグが出来上がったところで
今度は念願の編み物を始めた
100円ショップで編み針と毛糸を買ってきて
youtubeを見ながら初めて作ったのがコレ↓ってほとんど見えないけど^^;
knit2016515_2016052620573508b.jpg

その後は四角のモチーフを大きく編んでクッションカバーを作ろうと
ひまを見つけてはせっせと編んでいるようだ
結局こうして親と同じものにハマっていくのね^^

あと、500円の布を買ってきて
「一見ラップスカート実はワイドパンツ」も制作
ネットで拾った無料型紙を基本に
自分の理想を形にする
mizuhohandomede2016515-2.jpg mizuhohandomede2016515-1.jpg

そんなこんなで
休日でも何かしていないと落ち着かないタイプの娘は
「常に泳ぎ続けていないと死ぬサバみたいな人間」というけれど
赤ちゃんとゴロゴロするのも大好きだ
憧れだった「添い寝」も経験して幸せ~♪
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音楽と共に生きる | 22:17:24 | Trackback(-) | Comments(0)
音楽と共に生きる 39~社会人デビュー
娘の誕生記念樹の白いハナミズキが満開になった
今月からいよいよ社会人としてデビューした娘は
7つの仕事をかけもちしながら演奏会にも出るという
あわただしい日々を送っている
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3月末には大学での仕事も決まり
通い慣れた場所が今度は通勤先になった
更には
4月になってから新たに合唱団の指導依頼があり
こうして空いていたスケジュールも
次々音楽の仕事でうまっていくのが嬉しい

昨日は、初めて幼稚園での指導に行き
名札をもらってきた
nafuda2016420.jpg

昔から小さな子どもが大好きな娘は
もし音楽の道に進まなかったら
きっと幼稚園の先生になっていただろう
だから今回の依頼があった時にはとても喜んで
子どもたちと一緒に歌う日を楽しみにしていたのだった

さて、一通りの職場デビューを果たし
順調な滑り出しと思える一方で
このところまた急性胃腸炎の症状が出ている
毎年、演奏会の多い3月の忙しさが4月に体調不良として出ることを考えると
今年は特に4月に緊張する機会が増えたのも一因だろうと思われる

こうしてフリーで活動して行くなら
普段から体調管理は自分でしっかりしないとダメよと
先輩音楽家にもアドバイスを受けた
こういう立場だと、定期健診もないし、休業補償もないから
病気になったらアウトだと、、
娘としてもその意味はよくわかるので
仕事は詰め込み過ぎないように気をつけることにしている
今まで痛い目にあってきたことはくり返さないようにしないと・・ね

有難いことには
今までたくさんの先輩音楽家とつながってきたので
音楽家が生きていく術を色々教わる機会も多い
3月にははじめて確定申告も行い、還付金をもらった
今後は「個人事業主」として細かく領収書を取っておいたりしながら
家計簿をきちんとつけて来年に備えなくてはならない
その頃までには
一体どんな仕事をどのくらいしているのだろうか?

社会人一年生の春はまだ始まったばかりだが
後にふり返った時には
きっと思いがけないたくさんの出会いや助けがあることだろう

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音楽と共に生きる | 15:18:45 | Trackback(-) | Comments(2)
音楽と共に生きる 38~これからのこと
先日、娘がいつものように地元合唱団の発声指導に行くと
『卒業おめでとうございます』とのメッセージが添えられたお花が用意されていた
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この合唱団に招いてもらったのは学部4年生の11月だったと記憶しているが
これまでの2年と4ヶ月の間には
測り知れないほどの信頼関係ができていることを感謝せずにはいられない
団員の中には娘の出演する舞台を見に来てくださる方もたくさんあって
わたしも親として挨拶すると
「先生のファンです」「いつもとっても楽しい指導をしてもらってるんですよ」と
口々に言われることが嬉しく、こうした応援に娘がどんなに励まされていることかと
いや、娘ばかりか
地元にあってわたしたちもどんなに勇気づけられていることだろうかと
本当に有難く感謝なことだと思っている

元はと言えば、この合唱団へ来て指導してみないかと声をかけてくださったのは
娘が小4の時から歌を習ってきた先生だった
自分の恩師が伴奏を務める合唱団で働けるなんて夢のようだと喜んで行くことにしたが
その頃ちょうどコンクールの全国大会で1位になったばかりだったので
まだ大学生ではあってもちゃんと指導者として信用してもらえる材料が用意されていたことも
絶妙のタイミングだったと思う

そういうちょうどいいタイミングの中で始めた合唱団の仕事は
娘にとっては緊張の連続である一方
自分の持っているものを最大限に生かしてぶつかっていく指導は
いつも変化に富んでいて
団員の人たちにも楽しい指導として受け入れられていく
娘は音楽をいつも”楽しいもの”として人に伝えたいと願っているので
相手の年齢に応じて内容を変えながら
どうすればそれが伝わるのかを研究する日々が続いた
また、他の地域にも娘を待ってくれている合唱団があって
そういう信頼関係ができていくことが娘にとっても嬉しかった

更には、合唱団つながりで自治体が関係する行事にも招かれるようになり
去る12日には震災復興応援のチャリティコンサートにも出演したし
昨年出演した平和コンサートに今年も出ることになっている
こうして地元にあって「ソプラノ歌手」として公式に宣伝してもらいながら
友人つながりでのコンサート依頼も色々あり
音楽活動の基盤は着実に広がりを見せている
また、ホテルの聖歌隊でも良い人たちとつながっていて
この出会いをこれからも大切にしていきたい

そんなたくさんの”縁”に恵まれた中で
大学院の修了が近づくにつれ
これからどうするのかを「決断」する時期がやってきた
音楽活動を中心にする生活は当然不安定だから
安定を求めるなら、教職の道を選ぶことが好ましい
今は中高の教員免許だけでも小学校で教えることができるし
実際にそういう具体的な話もあったが
常勤の仕事となると、今までの仕事はほとんどできなくなってしまうので
そちらの話は断り
音楽関係の仕事の合間に別業種のアルバイトを入れて
何とか生計を立てていくことはすでに昨年のうちに決めていた

世の中の常識で言えば
わざわざ大学院まで行くのは安定した職を得るためであって
不安定な道を選ぶのは愚かな人のすることなのかもしれない
だが、娘の場合
大学院まで行くことで多くのチャンスを得たため
結果的に音楽の道からは離れられなくなってしまった
だからこれを自分の道として選んで行く事に迷いはなかったのだった

そんな覚悟を決めた彼女に
神さまはひとつのごほうびを下さるらしい
このたび首席での卒業が決まった時
大学側から、大学院で借りた奨学金の返還を免除する申請書を渡されたのだ
入学の時に優秀者奨学金を得ていたので学費は半額だったが
残りの半額+必要経費を賄うために借りた奨学金が返済不要となれば
大学院を全くタダで卒業することになる
こういう制度については特別な人にしか当てはまらないと思っていたから
(例えば世界的な研究成果を上げたとか、国際コンクールで優勝したとか)
各大学院の成績上位者には一様にチャンスがあることを知った時には驚いたものだ

近ごろ何かと批判されることの多い奨学金だが
これがなければうちの子どもたちは大学院どころか大学へも行けていない
もちろんすべてが返済不要なら嬉しいに決まっているけれど
そうなると借りることのできる人はごく一部の優秀者に限られてしまうだろう
お金がない人ほど簡単に借りる事のできる今の奨学金制度は
有利子の「二種」で利子の上限は3パーセントに設定されていても
利子はいつも変動し現在1パーセント未満だから
実際にはかなりの低金利で貸してくれることになる
銀行はお金持ちには簡単にお金を貸してくれるけれど
そうでない人にとってはここが最後の砦
これにのるかどうかは、本人の覚悟の問題だ

娘は学部4年の時には学費全額免除生に選ばれたが
それまでの3年間は毎年160万円の学費を納めている
入学時には学費免除は夢でしかなかったから
踏み出すには勇気が必要だった
でもそれを選んだのは本人であり
すべてのことは本人の「覚悟」から始まっている
そういう覚悟を人はしばしば「愚か」と言い
その同じ口が若者に向かって「夢を持て」とも言う
この矛盾した世の中にあって
万民に対して優しい制度が整っていなくても
今ある制度を最大限に利用して進んでいかなければ
若い時代は瞬く間に過ぎ去ってしまうだろう

これから社会に出る娘に「夢は何か」と問う人もあるというが
彼女の答えはいつも同じで「夢は特にない」と言う
ただ音楽が好きだから、歌いたいから歌い続ける
今までもそうであったように
この先にあることもすべて神さまにおまかせの人生だから
自分では特別に何かになろうとこだわることも気負いもない
でも、その意味を理解してくれる人はそう多くはないかもしれないけれど、、、

この春からは幼稚園で歌を教える仕事も始まるので
今後こういう仕事が増えてもいいように
アルバイトも時間調整がしやすいところを選び
早速来週から出勤する事が決まった
半年先には大学で借りた奨学金の返還もはじまる
多額の借金を抱えてスタートする新生活に悲壮感はなく
今はただ”働くことができる”、そのことが嬉しい・・と
3年前に息子も同じようなことを言っていたことを思い出した

こうしてほとんど見切り発車の状態ながら
「大丈夫。ちゃんと生きていけるよ」と確信していることが
彼女のこれからの人生を支えていくだろう

 「信仰とは、望んでいる事がらを確信し
  まだ見ていない事実を確認することである」
         (ヘブル人への手紙11章1節)


音楽と共に生きる | 14:45:21 | Trackback(-) | Comments(0)
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