無農薬無肥料栽培への道 16~マルチ材
ずっと低温注意報が出ているこの頃
むき出しの土は毎日がちがちに凍りついている
それを見ていると何とも寒そうでかわいそうで
やっぱり何か敷かなくてはと居ても立ってもいられない
というわけで、一昨日HCでワラを買ってきてマルチした
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そして今朝はマイナス3度まで下がり
午前9時の時点でもまだマイナス1度だったが
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その時、ワラをめくって土の様子を見ると凍っていなかった@@
(指で土が掘れるほど)
マルチ材の効果は実に素晴らしい~・・・ああ、早くこうしてやればよかったなぁ、、
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現在は
毎日出る野菜や果物の皮を
微生物のエサとしてワラの下に入れていっている
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また、ワラマルチをすることで土の乾燥防止になるのも好都合だ
おかげで干からびつつあった麦やハコベも元気になっている
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土と微生物 | 13:36:58 | Trackback(-) | Comments(4)
松ぼっくりのバラ
今日は珍しいものをいただいたので
早速、玄関の花瓶のそばにおいてみた
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これは
ヒマラヤ杉の松ぼっくりが乾燥して
やがて果鱗がはがれ落ち
最後にバラのような形のところが残ったものだが
高い木の上から落ちてくるため
きれいな姿のものは貴重なのだそうだ

タンポポの種付きというのも風情があっていい
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日々の暮らし | 20:16:05 | Trackback(-) | Comments(0)
無農薬無肥料栽培への道 15~炭素率
今年の方針として、とりあえず
「微生物のエサを投入し続けること!」は決まった
だが、この時期、残念ながら青草も剪定枝もなく
まわりに微生物のエサになるようなものが見当たらない
さてどうしたものか・・・と考えていたら
ホームセンターで切りワラとモミガラの大袋を見つけたので買ってみた

さっそく野菜にマルチする
matuchi2011127-1.jpg


炭素循環農法において
こうしてマルチしたり土にすきこんだりする有機物は
「高炭素」であることが必須だ
ただし、単に高炭量が多いのみならず、チッソ量との関係が重要で
その割合を「炭素率」と呼ぶ

炭素(C)÷チッソ(N)=炭素率(C/N比)

今回マルチ材に用いたワラやモミガラは高炭素資材で
炭素率は、ワラ=77、モミガラ=96

  C/N比40を境に、以下ならバクテリア(細菌類)、以上なら糸状菌(菌類)が主に働く

一方、一緒にまく米ぬかの炭素率は16と低い
つまり米ぬかはチッソ量が多く
そのために微生物のエサとしては食いつきが良いため
発酵の起爆剤として用いられるが
炭素率の低い資材が多すぎると、細菌が暴走して腐敗に傾く危険性が増す
これが、過去にわたしがやってきた失敗の原因だ

生ごみ堆肥作りをやっていた時代も
栄養豊富な堆肥を目指すあまり
魚のアラなど高チッソの資材を多く投入し、米ぬかもふんだんに使った
また、発酵肥料作りにおいても、高栄養(高チッソ)であることに重点を置いていた

炭素率については、その頃から知ってはいたけれど
炭素率が高い=分解しにくい、との概念があり
ワラやモミガラなどの高炭素資材には
栄養源としての即効性がない分、魅力を感じていなかったのだ

というわけで、かつての低炭素率型から一気に高炭素率型へと転進するにあたり
今、自分なりに気を配っているのは「炭素率40」という目安
糸状菌優位と細菌優位のちょうど間になる炭素率40となる資材は
代表的なものでは、キノコ廃菌床があるが
こういうものは容易に手に入らない
そこで、イネ科の緑肥を青刈りしたものがちょうど40くらいになるとのことから
昨年秋よりせっせとこの手の緑肥を育てているわけだ

でも、今の時期には緑肥作物も思うようには育ってくれないし
他に身近なところで何か利用できるものはないかなあ・・・と
朝、リンゴの皮をむきながら考えていて
ふと頭をよぎったのは
「リンゴの皮って炭素率がどのくらいなんだろう」

同じ植物でも、茎や葉っぱもあれば、根、花そして果実もある
そして、今回はじめて知ったのは
部位によって炭素率が異なるという事実だ

茎や葉っぱのように生長する部位にはチッソが多く炭素率が低い
一方、葉っぱで光合成が行われてできた炭水化物(炭素)は
果実や根にたまる
よって、果実や根は炭素率が高い

そして、なるほど!と思ったのは味の問題だ
果実が甘いのは糖分(炭素)が多いからで
もしチッソが多ければ苦味が出るという
ほうれん草などが生のままでは苦くて食べられないのはチッソが多いからで
キャベツのように、結球するタイプの野菜は
外葉はチッソが多くて苦いが
中の葉はチッソが少なく生で食べられるとのこと

ふむふむ、これで炭素率の意味がちょっと身近になってきた

それでリンゴの炭素率だが
調べてびっくり、なんと231もあった@@
その他、台所から日常的に出る生ごみといえばジャガイモや玉ねぎの皮
こちらは
ジャガイモが33、玉ねぎが41と、なかなか理想的な数値になっている
ちなみに、チッソ過剰で育った玉ねぎほど涙がたくさん出て、味も悪いとのこと
この辺は
チッソ過剰のバラの花がいびつに咲くのと似ている
あと、茶カスは10と低いが、コーヒーカスは25
緑の濃い葉もの野菜は6~10だから茶カスの数値も納得(コーヒーは実なので高め)

こうしてみると
生ごみは、チッソの多い魚のアラなどを避け
植物性のものだけ組み合わせていけば
結構ちょうどいい炭素率になりそうだ

そこで、炭素率の低い茶カスは
モミガラやワラを置いた畑に足していき
果物や野菜の皮は庭に少しずつ埋めてみている

さて、母がワラを敷く作業を行っていたら
ライ麦を育てながらすきこんできたところに
ハコベが生えているのを見つけた
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土地が肥沃であることを示すハコベの自生は
ここの土の状態が良くなってきたことを教えてくれるのだろうか

この寒さの中でもしっかりライ麦の育っている庭でも
ハコベが増えてきた
ちょっと嬉しくてわくわくする・・^^
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土と微生物 | 20:27:54 | Trackback(-) | Comments(0)
お気に入りの布
先日、久しぶりに行った手芸屋さんで娘が一目ぼれした布を
今日、わたしがあらためて出かけて買ってきた
本当はあの日、一目ぼれと同時に買おうとしたのだけど
バッグを作るのに必要な布の長さがわからなかったため
後からわたしが買いに行くからと約束していたのだ
いや、厳密に言えば
試験が終って一段落したら娘が自分で行きたかったのだが
「それまでに売り切れたら困る」と、あまりに心配するので
とりあえず手に入れておこうと思ったわけ

でもまあ心配しなくても売り切れないでしょうね
この柄だったら・・^^;
cloth2011125.jpg

このレトロな雰囲気に娘はもうメロメロ~~らしい
cloth2011125-1.jpg cloth2011125-2.jpg

そして、これから作るのは
2年前に作ったこのバッグと同じデザインになる予定
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この大きさがとても使いやすいとのことで
今でも荷物の多い日には抱えて行っている

それにしても、この時のエスニック柄もインパクトがあったが
今回もなかなか個性的なバッグができそう^^

日々の暮らし | 16:19:09 | Trackback(-) | Comments(2)
無農薬無肥料栽培への道 14~土ごと発酵
「土ごと発酵」という言葉をはじめて聞いたのは2003年のことだった
この言葉は、『現代農業2000年10月号』で使われたのがはじまりで
今は広く使われるようになったものだが
今回、わたしが唯一購入した『現代農業2004年10月号』を引っ張り出して
”土ごと発酵特集”を読み返してみた

この号には
今わたしが目指している炭素循環農法についての記事も数ページ載っているけれど
当時はきっと意味がわからず放置していたのだろう
読んだ覚えがなかった

gendainougyou200410.jpg

さて、「土ごと発酵」の意味については次のように記されている

  ”未熟な有機物を、土の表面・表層に施用し
  発酵によって土の団粒化をはかる方法”


そして、この未熟な有機物については
まず微生物が食いつきやすい米ぬかが使われることが多い
こうして土に生の米ぬかをまくことで土壌微生物が増えるらしいとの情報を頼りに
2003年からわたしの米ぬかまきは始まった

更に当時のわたしは生ごみ堆肥作りに熱心に取り組んでおり
同時に落ち葉や剪定枝堆肥作りもやっていた
目指すのは、微生物による発酵がしっかり進んだ完熟の堆肥
完熟でなければ土に入れてはいけないというのが常識だったため
いかに順調に発酵を進めるか、そのために混ぜたり水分調整したり
随分苦心したものだ

このように、完熟にこだわる一方で
わたしにはかねてよりひとつの疑問があった
それは、まだわたしが幼かった頃
母が庭に花や野菜を植えていて、それらを育てる際に肥料は使わず
まわりの土を掘って生ごみを直接埋めていただけという事実
それで植物はどれも十分立派に育っていたというのだ

こんなに一生懸命生ごみ堆肥を作っているというのに
生ごみ直埋めの方が効果があるなんてちょっと割が合わないなあ~と思い
庭の一部に直埋め場所も作って実験してみることにしたが
米ぬかはバサバサまくわ~、自家製堆肥は入れるわ~、自家製発酵肥料も入れるわ~
その上、生ごみの直埋めまでやって
そのうち、土の状態は当初の目論見からだんだん離れ、明らかに腐敗していった

今、わたしはあの頃の何が間違っていたのだろうと日々考えている
そして、一番間違っていた根本原因を今回この本の中で見つけたのだ

  ”完熟堆肥では土ごと発酵しにくいという
  高温発酵させよく完熟させた堆肥は肥料的な効果は高いが
  高温発酵した分、有機物のエネルギーが失われ
  すぐエサになる有機物が少ないので
  土の微生物を活性化する力が弱いのである
  微生物のエサなら、有機物は未熟ないし中熟のほうがいい”


完熟堆肥は、たちまち土の物理性(排水性や保水性)を改善するには都合がよく
従来農法では、完熟堆肥と肥料を組み合わせるのが常識だ
ところが、わたしの目指している自然栽培(お手本は山の草木)においては
自然に落ちた枝葉、倒れた木、下草などが土の上で自然に発酵する「土ごと発酵」が行われている
外で完熟させたものを持ち込むわけでもなく、肥料も入れない点が
従来農法とは全く違うやり方なのに
自己流であれもこれもちゃんぽんにしているのがまずかった

今思えば、昔、母が生ごみを直埋めしていた頃(約45年前)は
現在のように様々な種類の食物がある時代ではないし
毎日出る生ごみの量そのものも少なくて
その未熟な有機物を少しずつ土に埋めていったことが
微生物を増やし、養い続けるのにちょうど良かったのではないか
そうか、母はきっとあの頃何も知らずに土ごと発酵をやっていたのだなと気がついた

では、わたしがこの前までやってきたことについて考えてみよう
何でもかんでも土に入れて腐敗させてしまってからは
一種の有機物恐怖症になって
とにかく土をきれいにきれいに・・・と
土の上には何もないように、剪定枝も葉っぱも米ぬかも置かなくなった
雑草ももちろん抜いてきたし
バラの株元に草花があるとそちらに養分を奪われてはいけないと思い
バラ鉢には他の植物をほとんど混植しなかった
そして、土がきれいになるように、余分なものを吸い上げるべく植えた麦は
大きくなった時点で抜いてしまい
それを緑肥として土に戻すこともしなかった

そして、一方では
土壌微生物を増やすぞ!と意気込んで
ひんぱんにワイン酵母発酵液や、EM菌発酵液をまいていたわけだが
せっかく投入されたそれらの微生物も
土がきれいすぎて有機物(エサ)もないため、期待したようには増えなかったらしい
よって、微生物が植物に必要な養分を供給してくれる自然の循環ができず
時々まく化成肥料を発酵させた液肥の養分に頼ることとなったのだろう
これでは、自然栽培ではなく
従来農法と何も変わらない

あ~あ、そういうことだったのか、、、と
納得して、思わずため息が出る・・・はぁ~--;

でも、こうして長年の疑問が解けて
これからの方針がはっきりしてきたのは実に良かった
やることはひとつ

  微生物のエサを投入し続けること!

これに尽きる

微生物のエサとしての有機物の与え方については
まず、起爆剤として米ぬかをまく
それで増えた微生物がずっと食べ続けることができるように
生の緑肥や雑草、剪定枝など何でも身近にあるものを土にすきこむかマルチする

  ”土を団粒化させるためには
   微生物が食いつきやすいものと、食いつきにくいものがどちらもほしい”


2003年当時
もし、米ぬかまきと、剪定枝マルチと、生ごみ直埋めだけを実践していたら
土ごと発酵も随分進んでいたのだろう

単に植物を育てるという目的ならば
従来農法だろうが、自然栽培だろうが
どちらが正しくどちらが間違いとはいえないと思うが
ある意味、真っ向から対立するこの両者のまぜこぜは
どちらか一方を選ぶよりも結果が悪い気がする

今回改めて気づいたのは
炭素循環農法の原理はまさしく土ごと発酵と同じだということ
今は土にマルチする有機物も庭になく
これ以上の作業はできないけれど
春になったら雑草の茂る空き地に行って
マルチ材料を集めてこよう

土と微生物 | 15:56:54 | Trackback(-) | Comments(4)
今週のお花
教会堂のお花を活ける役割を
わたしから母へと引継いだのが10年前のこと
そして昨年からは新しい方にバトンタッチして、一年が過ぎた

この方本当にお花の好きな人なので
「毎週この時間が本当に楽しみで」と
楽しんで活けてくださることがこちらとしても嬉しい

母の強い願いもあったことから
毎週のように写真を撮っては
秘密のページにアップしてきたけれど
(もしかして気づいている方があるかも?!)
改めて並んだ写真を眺めながら
これってちょっとした作品集みたいだし
公開してもいいんじゃないのと思い
『ぶどうの樹』トップページにリンクボタンを設置した
weeklyflower.gif

(下記リンクよりそれぞれのページに飛べます)
2010年のお花
2011年のお花

こちらは今日のお花
arenji2011122-1.jpg

いつものお花屋さんに行くと
10種類はあろうかというほど色とりどりのガーベラが入荷していて
どの色にしようか迷いつつ
一番元気の出そうなビタミンカラーでそろえてみた
arenji2011122-6.jpg arenji2011122-7.jpg

わたしや母が活けていた時代には
花屋さんで素敵な花と出合っても
活けるのが難しそうな花材は避けていたのだけど
この方だとわたしが気に入って買ってきたお花を何でも上手く使ってもらえるので
お花を準備する方としても自由に選ぶ楽しみが増えた

さりげなくこういう仕掛けがあるのも面白い^^
arenji2011122-3.jpg

さて
昨日は、久しぶりに石けんを仕込んだが
こちらも色はビタミンカラー
soap2011122.jpg

早いもので自分で石けんを作るようになってから10年がたつ
今まで色んな石けんを作ってきたけれど
一番好きなのは、肌の修復作用を助けるというレッドパーム油を使ったものだ
今回のレシピは
レッドパーム油のほかに
オリーブオイル、ヘーゼルナッツオイル、シアバター、ココナツオイル
更にハチミツも加えたしっとり保湿型
一ヵ月後の解禁日が楽しみ♪

日々の暮らし | 19:24:05 | Trackback(-) | Comments(0)
無農薬無肥料栽培への道 13~冬の間にできること
外が雪景色の間
図書館への返却期日の迫った『現代農業』を何度も読み返しながら
たちまち今できることは何かを考えた
snow20111120.jpg

本来は、春までの養分を貯めるべく
秋のうちに多めに緑肥作物をすきこんでおく(マルチも)とのことだが
緑肥栽培を始めたのが9月だから
土に入れることができたのは、鉢バラと、庭のバラの周りだけ、、
放置されてやせ土になっている庭の奥までは入れるものがないし
かといってそこに今種を蒔いても芽が出そうにもない・・
でも、この冬の間に土壌改良したいけれど何かないかなあ?と考えていたら
ああ、あったあった!
まだ枯れずに残っていたレモングラスを刈り取って短く切り
やせ土に米ぬか少々と一緒に埋めていく
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その後、花麦の苗を植えて
EM菌発酵液を薄めてかけておいた
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そして、もうひとつの作業は雑草の移植
庭からハコベを掘ってきてバラの側に植えていく
hakobe2011120-1.jpg

ハコベの根は細くて長くて
掘りあげると土をたっぷりかかえている
ここにいる根圏微生物が土を肥沃にしてくれることを期待しつつ
ほぼ全部のバラの側にハコベを植えてみた

それはそうと
3年前から、無人精米機に米ぬかをもらいに行っても
米ぬか倉庫の中がほとんど空っぽという状態が続いている
わたしはちょっとまく程度だから
倉庫の隅っこに残ったものをかき集めただけで十分だけど
以前のように肥料を作るのだったらとても足りない
家庭菜園がブームとなり
無農薬で育てる安心安全な野菜を望むところから
米ぬかを使って肥料を作る人も随分増えたのだろうか
また、固定種(在来種)の野菜の種を販売している所も
テレビで紹介されて以来、欲しい種が品切れして手に入りにくくなった
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こうして
自然の中に安心感を求める風潮はこれからも続いていくだろうが
米ぬかにしても固定種の種にしても
それを使えばすべての問題が解決するのではなく
どれもみな「使い方」が重要で
そのために自然のしくみを正しく認識することが必須なのだと
今回も色々勉強しながら教えられている

同じ本でも、昔読んだ時の理解と、今わかることは全然違っていて
実際に経験(失敗)を重ねているからこそ
「ああそういうことなのか」と後になってわかることが多い
立春まであと2週間
もうちょっと本を読んで春に備えたいと思う

土と微生物 | 22:44:28 | Trackback(-) | Comments(2)
無農薬無肥料栽培への道 12~雑草と共に
先日、スーパーで買った特売のキュウリ10本を
5本使って残りを冷蔵庫に入れておいたら
ほんの数日の間に腐ってしまった

野菜は、栽培方法によって腐るものと枯れるものがあるが
こんなに速やかに腐ったのは久しぶりのこと
よほどチッソ過剰で外見だけ立派に育てられたのだろうか・・?

チッソ過多では植物は徒長して軟弱になり
腐りやすく、病虫害も受けやすい
しかし、チッソ不足では生長が鈍り
株が弱って、やはり病虫害を受けやすくなる
腐ったキュウリを目の当たりにして
改めて、肥料(養分)バランスについて考えさせられた

植物が必要とするちょうどいいだけの養分を供給するために
今回から積極的に行うのは

①まず緑肥作物を混植すること
(菜の花の間にあるのはライ麦)
nanohana2011114.jpg

②作物残渣でマルチすること
(ブロッコリーの葉っぱを敷いている)
burokkorimaruchi2011114-2.jpg

③雑草を生やしたままにすること
(ハコベが自然に生えている)
burokkorimaruchi2011114-1.jpg

④ひとつのコンテナで複数の作物を育てること
konshoku2011114-1.jpg


雑草であれ作物であれ
数種類の植物を植えることで
根にはそれぞれの植物に合った微生物が集まってきて
だんだん土は肥沃になるという

茂った雑草は抜かずに刈り取ってマルチすると緑肥になり
冬は保温、夏は乾燥や暑さを防ぐ役割を担う
また
根を抜かないことで微生物も持ち出されることなくそこで増えていく
こうして
作物と雑草を混植することが輪作と同じ効果をもたらして
連作障害を防ぐことが期待されるわけだ

年末に「1月は勉強の月にしよう」と母と約束し
久しぶりに図書館から『現代農業』のバックナンバーを借りて読んだが
中でも自然農法の記事はかなり興味深いものがあった
そして、一番気になったのが雑草の利用だ

土を耕さず、雑草を生やし、ごく少量の有機質肥料を投入する「自然草生・不耕起栽培」は
ここ数年うちでも母が野菜プランターで実践してきた
しかし

   雑草の地上部および地下部が畑に還元されることで
   土壌炭素を増加させ、同時に土壌チッソも増加させているため
   施肥に頼らず作物が生育する


との記述から
雑草が緑肥として立派に役立つことを改めて知り
今までは単に余分な肥料分を吸い取るために雑草を用いてきたため
ある程度大きくなると作物の生育にじゃまになるだろうと抜いていたのが
今更ながらもったいないことをしたと思うようになった

また

  やせた山土にバラとハコベを混植すると花が咲いたが
  バラだけ植えたのでは花が咲かなかった


との記事も興味津々~@@

そういえば
花芽の上がってきているクリスマスローズの鉢にもハコベが生えている(右)
chriro2011114-1.jpg hakobe2011114-1.jpg

ここだけでなくあちこちの鉢や庭にハコベは存在しているので
これからバラの鉢にも移植してみたい
hakobe2011114-3.jpg

ただ、草姿のかわいいハコベならまだしも
庭で色んな草をどんどん生やすというのは見栄えの点で問題があるなあ・・
というわけで、庭の方は今季はハーブを積極的に植えてみようと考えている

ハーブといえば
以前からコンパニオンプランツとして随分用いてきたけれど
本に書いてあるような虫除け効果などもあまり実感することなく
最近では観賞用(一部石けん材料用)に
ラベンダーやセージ、タイム等を育てるだけになっていた
3月になったら色んなハーブの種をバラの鉢にもまいて
バラ苗と一緒に常時2~3種類の草花を混植し
色んな種類の土壌微生物の繁殖を目指してみよう

今回、こうして雑草の働きに目覚めてみると
庭の中で雑草の生えていないところがいつまでもやせ土のままで
そこに苗を植え、肥料を与えても
上手く育たない理由がよくわかる
↓ここなどがまさにその状態の場所だ
pinkg2011115.jpg

こういうところにはとりあえずクローバーでもまいてみようか

で、その奥に生えているのはカモミール
これは毎年種が飛んであちこちに生えてくるから
今後はもっと上手く利用したいものだ
camomile2011115.jpg

今季はとにかく土が見えないくらいたくさん草花を育てて
土壌微生物相が豊かになるように努力していこうと思う

土と微生物 | 19:44:13 | Trackback(-) | Comments(6)
青春賛歌第二幕 12~転がり続けること
大晦日の夜、なにかしみじみした様子で
「今年は激動の一年だったなあ~、、まあ来年からも激動だけどね」
と言っていた息子は
4日までのお正月休みを主に卒論書きとバイトで過ごした後
一ヵ月後に迫った卒論締め切りに向けて活動を再開した

年末には実験が意外にいい方向へと進んだことに気を良くして
このまま休み返上で学校へ行こうとしていたけれど
寒波到来による雪と寒さで断念している間に
テンションもやや下がり気味になってしまった
「一度エンジンを切ると温まるまで時間がかかる」
5日の朝はそう言いながら大儀そうに出かけていく

この超就職氷河期の中で同級生が苦労する中
息子自身も今年はいよいよ就職活動開始の年
今年から就活の開始を12月以降へと変更することが倫理憲章に明記されるとはいえ
だからといって雇用状況が良くなる見通しがついているわけでもないし
これから一体何が起こるかわからない激動の予感は今年も常にある

昨年夏、大学院の入試を終えた息子は
就職が決まった高校時代の友人と共に久しぶりに母校を訪ねた
当時の担任の先生に会ってそれぞれの行く先を報告すると
先生は喜んで激励してくださる一方で
現在母校の抱える問題も色々教えてくださったようだ
少子化により、特に私立校はどの学校においても運営状況は厳しくなっており
これからの時代をどう生き残っていくのか
そのためにどうすれば良いのかとの課題が山積している
かつて息子が入った高校からの入学枠は今年から廃止され
これからは中学受験のみにしぼられるようだ
昔はああだったこうだったと、昔を懐かしんでいたのでは前へは進めない
今はただ生き残りをかけて母校もまた激動の一年が始まっている

そう、”昔を懐かしむ”といえば
わたし自身も(きっと夫も)そうなのだが
子どもたちはどちらも小中高校時代を通して友達もたくさんいたし
それなりに楽しい思い出もあるにもかかわらず
どの時代にも戻りたいとは思うことがない
年末年始にかけて娘は高校のクラス会や中学時代の友人の集まりに参加し
久しぶりの再会のひとときを大いに楽しんだけれど
それはその時だけのこと
今は今
そして、重要なのはやはり今の自分がどうあるか、で
過去を決してないがしろにするつもりはないが
(思い出は思い出として大切にとっておいて)
過ぎた時代に固執する気にはならないのだ

5日には、娘も新年初レッスンを受けにB先生のもとに行った
そこでDVDやCDを渡されたが
その中には先月放送された地元のラジオ番組の録音CDもあった
内容は、86歳という高齢でなお指導者として精力的に活動を続けるB先生へのインタビューだ
60年前にイタリアから日本へ来た時
イタリアの抜けるような青い空に比べて日本の空はとても地味だった・・・と
当時のことから現在の活動に至るまでのことを
ひとつひとつ質問に答える形式で番組が進められる中
最後にこんな質問があった
「もし神さまが、あなたの望む年齢にしてあげますよと言われたら
何歳の自分になって何をしたいですか?」
するとB先生は勢いよく即答する
「もうええよっ!(←ここ広島弁イントネーション)今が一番いい
今のままもう少し、このまま活動を続けたい、ちょっとでも長くね」

かつてたくさんの弟子を指導し、世に送り出してきたことも
さまざまな本を書いてきたことも
色々なところで認められてきたことも
それはそれで良い思い出ではあるけれど
すべては過ぎ去っていく過去だ・・と
その感覚はわたしとしても多いに共感するものだった

レッスンに行くたびに
「ボクはもう明日天国に行きますから」が口癖のB先生
今日、今、ちゃんと真剣にレッスン受けなかったら次はないかもよ~という雰囲気を娘は毎回感じている
名前が呼びにくいので、すっかり”おちびちゃん”で定着してしまった娘は
本当にB先生にとって最年少の弟子
先月やっと弟子名簿のファイルに名前を入れてもらったところだ
5月に初めてレッスンを受けた時には
怖くて怖くて次のレッスンに行くのも決死の覚悟(?)が必要な状態だったが
(いや、冗談抜きで実際に2度目がない学生も多いらしい)
今はすっかりフレンドリーになって、次の機会を楽しみにしている
というか、自分から積極的に行かなければさっさと疎遠になってしまうとか?!^^;
まあ根っからの芸術家とはしばしば気難しく、かつ愛と熱意にあふれているものだ
B先生の日常の言動は、聞くだけでまるで漫画を読んでいるように面白い
今日のレッスンはどうだったと話を聞くのが
いつしかわたしの楽しみの一つになった

年頭に当たり、わたし自身も
今やっていることを細々とでも長く続けて行こうと改めて決意している
ふと思うのは
「転がり続けなければ」ということ

昔、英語で習ったことわざ
『A rolling stone gathers no moss (転石、苔むさず)』には解釈が二通りあり

・落ち着きなく動き回っているものには能力は身につかない(イギリスや日本)

・いつも活動的に動き回っている人は持っている能力を錆び付かせることはない(アメリカ)

というように、国によって(考え方が保守的か革新的かで)反対の解釈がなされているようだが
わたしとしては今回後者の意味でこの言葉を使いたい

shune2011107.jpg

一年中咲き続けてきた
シュネープリンセス
この季節の花には
緑色を帯びた
独特の美しさがある

バラを育てて10年
それは新しいことを求めて
ずっと転がり続ける日々だった

先の結果が見えないことも
かえって楽しみにつながった

人生もこんな風に楽しめたらなら
なんて幸せなことだろうと思う

青春賛歌 | 22:41:52 | Trackback(-) | Comments(2)
無農薬無肥料栽培への道11~本気で『炭素循環農法』へ移行する
2009年9月15日から10回にわたってまとめてきた「無農薬無肥料栽培への道」の続編として
今年の取り組みをこれから定期的に記していこうと思う

タイトルの『炭素循環農法』
自然の生態系に則した栽培方法であり
わたしもここ3年間はこの農法の基本理念に基づいた取り組みを行ってきたが
どうしても完全にこの農法へと転換できないのは
”肥料を与えなければ植物は育たない”との思いが変えられないからだった

  山の木々は誰が肥料を与えるわけでもないのに大きく育つ
  そこでは堆肥化した落ち葉や動物の死骸が養分となり
  更に土中の微生物層が豊かに整うことによって
  植物の生育にちょうど必要なものが供給されるという
  自然界の絶妙なバランスが存在している


そう、この理屈はよくよくわかっているつもりだ
だからこの3年間は
それまで肥料や堆肥などさまざまな有機物を投入して腐敗してしまった土を清浄化すべく
イネ科の植物を植えて残留肥料を吸わせたり
EM菌や酵母発酵液を定期的にまいて発酵系微生物の数を増やすよう努力してきた

特に土を汚す有機肥料は厳禁とされているので
油粕などを主体にした発酵肥料も使わなくなったし
化成肥料もいったん発酵させたものをわずかだけ使うようにした
本当は、この化成発酵肥料も使わずにすんだらいいと思い
2009年11月からはブロッコリーを使って完全無肥料栽培も試みたが
「完全無肥料ブロッコリー栽培完結編」に記したとおり
やはり多少の肥料分を補わないと生育は思わしくなかった
で、この”多少の肥料分”をどう補っていくのかが課題として残る

そこで、改めて炭素循環農法のサイトを読み直し
今年はもう化成発酵肥料もやめて
炭素循環農法の推奨する緑肥作物ですべての養分を補うことにしようと思うに至った
3年かかってやっと完全形へと踏み出すわけだが
この農法の効果が出るには2~3年はかかるとのこと
でも、うちではすでに「炭素循環農法もどき」ともいうべく取り組みを続けてきたので
あとは肥料を緑肥に置き換えさえすれば
たちまちある程度の結果が出るような気がしている

というのも
昨秋からセンチュウ防除目的でライ麦などを青刈りして土にすきこんでみているが
「センチュウ防除対策4」に記したように
ボロボロだった赤ナスの葉っぱが、株元に生のライ麦を入れることで正常化し
今も立派な実を残しているからだ

akanasu2011105.jpg


はじめのうちは
ああセンチュウが減って元気になったんだろうなあくらいに考えていたけれど
今思えば、結構たくさん入れたので
緑肥としての養分も役立ったのではないかと思う
同じように株元に青刈りライ麦を入れたバラも
未熟なものを入れてどうなるかと心配したものの
その後 弱っていたバラまで元気になり
期待以上の美しい花が咲いた
ならばもう思い切って転換してもいいのではないかと・・

今回の決断については
意外にもわたしよりも母の方が積極的だった
母の場合、家族の口に入る野菜を作っているので
何よりもその質にこだわっている
実際に、夫の花粉症も非常に軽くなったし
娘のアトピーも落ち着いて肌の状態も良いことを思うと
うちの野菜は高いサプリメントよりずっと効果があるとわたしは感じている

だが、母自身も来月には76歳になる身
コンテナでの野菜つくりを始めた8年前に比べて体力も気力も少なからず低下し
更に年をとっても楽に続けられる栽培方法を見つけるまでに
本人曰く「もう躊躇しているほど時間がない」

はじめの頃は頑張って古土を干したりふるったりしていたのが
(それがコンテナ栽培の常識なので)
今はもう土をひっくり返さなくても
難しいナス科でもそのまま連作が可能になった
もし今もコンテナ栽培の常識にのっとった栽培方法をとっているなら
この先、いや、たちまち今でも行き詰ってしまいそうだ
だから、ここまでチャレンジしてきた非常識ともいえる取り組みによって
母の野菜作りの寿命は確実に延びたといえる

それは母のみならず、わたしもいずれ通る道
わたしも年をとってもずっと庭をバラを楽しみたい
人手を借りず、一体自分でどこまでやれるだろうか・・
そのために確立したい栽培方法がある
それに向かって今年も少しでも前進したい

今日は
青刈りしたライ麦を置いたり埋めたりしたところへ
少量(←重要)の米ぬかをまき、1000倍希釈のEM菌発酵液をかけ
バラ一株に1~2本の花麦の小苗を植えた   (↓種採り用に残したライ麦の穂)
hanamugi2011105.jpg raimugi2011105.jpg

raimugi2011105-2.jpg

この花麦は自家採種を繰り返したもので
生長が早く、大株に育つため、緑肥には都合が良さそうだ
ライ麦も自家製の種ができたら更に勢いが良くなることだろう

バラが育つために必要な養分を補うほどの緑肥がどのくらい必要なのか
今の段階では全くわからないけれど
とりあえず今のうちに育つものから育てていこう

土と微生物 | 20:38:33 | Trackback(-) | Comments(8)
A Happy New Year !
newyear2011-1.jpg


今年もよろしくお願いいたします^^


日々の暮らし | 01:01:01 | Trackback(-) | Comments(4)
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