いいかげんな話 18~本来の姿
連日の猛暑の中、夏野菜が順調に採れている
無農薬の野菜作りを始めて10年以上になるが
「家で必要な野菜の3分の一ほど採りたい」との母の願いをはるかに越え
この夏はほとんどうちの野菜で食卓をまかなっている
shukaku2014729.jpg

野菜作りを始めた頃から
夫が好きだという水ナスも種を取り寄せて育てるようになったものの
どうしても上手く育たない年が続いたけれど
今年の出来はなかなかスゴイ!
nasu2014729-5.jpg

これは”ゴロゴロ生っている”という表現がぴったりじゃないかと?!
nasu2014729-6.jpg

今までこんなに大きくなるまで置いたことはなくて
「水ナス本来の姿」が見れたことに感動!
nasu2014729-4.jpg

たくさん実をつけることで木が弱る心配もあったけど
nasu2014729-3.jpg

実を小さいうちに採るとか、摘果するなどの調整はせず
今年はとにかく「自然にまかせよう」という感覚でやってきた

この10年余りを振り返ると
ここまでずっと「自然に則した栽培方法」というものを模索してきたのに
やってきたことと言えば、いつも自分できっちり計画を立てることばかりで
「自然にまかせる」よりも、人為的につつきまわすことが常だった

最初の頃は熱心に発酵肥料を作り、色んな微生物資材も手作りしては散布
ところが、微生物のことなども勉強もして知識だけは増えたものの
微生物を自分の計画通りコントロールできると考えた時点で
すでに「自然」ではなかったわけで、、、

わたしはきちんと計画を立てて行動するのが好きな性分だけど
その結果がコレでは悲しい、、(写真は2005年当時)
nasuhadani2006-2.jpg nasuhadani2006-1.jpg

ハダニやアザミウマにやられると
花色は悪くなり、ガクは白っぽく、実は「石ナス」と呼ばれるようにカチカチになる
azamiumanasu2006-1.jpg azamiumanasu2006-2.jpg

その後、”病虫害の原因は肥料にある”との理論を勉強し
「自然栽培」へ移行したものの
今度は養分不足による弊害(生長不良や実つきが悪い等)が出た
予想はしていたけれど
現実はやはり理論通りにはいかないものだ

詳しくは『薔薇の咲く教会~How to』ページに記してきたように
毎年懲りずに色んな栽培方法を試みてきた末
わたしは今年初め母に「今年はやり方を決めずに自由にやろうよ」と話した
お互いたくさん失敗をしてきたから
とりあえず「これをやったらダメになる」というポイントだけは知っている
この「余計なお世話」を省くだけでも何か好転するかもしれない
いや、むしろそこが一番重要なのかも?!

決めつけない、しばられない、大らかな感覚で臨んだ今年の畑や庭では
この春から、理由が説明できないような変化が起きている
とにかく植物がみんな伸び伸びとして元気で
これを見ると以前の姿は明らかに「委縮」していたように思えてきた

それはちょうど
親の理想を押し付けてきちきち管理された子どもが
本来の姿で生きられず、委縮した状態に陥っていく様子を
植物を通して目の当たりにするような思いがするのだ

ちまたでは
「ありの~ままの~姿~見せるのよ~」と歌う曲(『アナと雪の女王より』)がはやっている
原曲の歌詞「Let it go」は、「あきらめる・手放す」といった意味だが
自分本来の姿を見いだすには
今まで長年こだわって(信じて)きたことも、頑張ってきた自分も
一度リセットする必要があることを知っていれば
「Let it go」を「ありのままの」と訳したのはなるほどと思うし
更には
「Let it go~Let it go~」と歌う口と「ありの~ままの~」の口が似ており
直訳するより受け入れやすいことも考慮されているらしいことが興味深い

この10年余りを振り返りながら、わたしは母に言った
「最初の頃は何か”すごいこと”が起こるような気がしていたよね」
”すごいこと”の中には、収穫量(数)も含まれており
実際に、最初の1~2年目だけ収量が一時的に多かったため(ビギナーズラック?)
もっといけるんじゃないかと、つい欲も出てしまう、、
そのために、こんなこともしてあんなこともして・・・と綿密に計画を練り
心の中は「好奇心」と共に「野望」や「妄想」が満ちていた

一生懸命やればやるほど
人は、自分がやっている事が絶対正しいと信じたくなるもの
しかし
”自然に則した栽培方法を求めれば求めるほど計画通りにはいかない”ことが
この10年色々やってきた末の答えだった
どんなに熱心であっても、「余計なお世話」をすればダメになり
かといって放置すればいいというもんじゃないし
何をどうしていけばちょうどいいのかといったマニュアルはなく
本や人の情報も当てにはならない
変な言い方かもしれないが
自然栽培って「心がけ」が問われるんじゃないかとも思うのだ

そして、計画通りの栽培をあきらめた今年になって事態は変わった
もはや、何がどうしてこうなるのか説明はつかず
かといって来年も同じようになるという気もしない
来年のことは”神のみぞ知る”・・ということかなと

ただ、母はこれからも野菜作りが「好き」だから続けるだろう
雨の日も日照りの時も、野菜が気になって畑に出ずにはいられない
来年は80になるし、今の時点で負担になる分の鉢(コンテナ)は減らしたが
それは、野菜に対して心をかけられるちょうどいい数に限定するためだ
自分の体(体力)のことは自分が一番わかっていても
年をとるにつれて、現実を認めたくない自分との戦いがわたしにもある
同じ年代の人の中でも元気な人と比べてガッカリしたり
そんなことをやっている間は、心はどんどん闇に向かうばかり・・

母にとって野菜栽培は
自分が一番無心になれる、そして最も自分らしく居られる大事な仕事というか
すでにライフワークみたいなものだ
これに没頭している間は、持病の足の痛みも忘れているという
今はもうたくさん採ろうというよりも
ただ野菜が可愛くてお世話をしながら
「もし来年も元気で作らせてもらえるなら、こんな風にしてみたいね」と
以前の礼拝できいた聖書のみことばのようなことを言っている

 「よく聞きなさい。『きょうか、あす、これこれの町へ行き、そこに一か年滞在し
  商売をして一もうけしよう』と言う者たちよ
  あなたがたは、あすのこともわからぬ身なのだ
  あなたがたのいのちは、どんなものであるか
  あなたがたは、しばしの間あらわれて、たちまち消え行く霧にすぎない
  むしろ、あなたがたは
  『主のみこころであれば、わたしは生きながらえもし、あの事この事もしよう』
  と言うべきである」  (ヤコブの手紙4章13-15節)


豆科は連作できないとの常識に反して
一度収穫を終えた枝豆の鉢で再び枝豆が育っている
pea2014730-1.jpg

また、豆科以上に連作が難しいとされるナス科のトマト・ナス・ピーマンも
同じ畑の同じ場所で育てて3年目になるが、特に問題は起きていない
hatake2014722-2.jpg

上の写真は一週間前の様子だが、この後ピーマンは一気に勢いを増し
今朝の様子はこちら↓
peaman2014730.jpg

ちなみに、こういう現象は自然農を模索している人にとっては当たり前のことらしい
つまりこれが「本来の姿」なのだろう
そして従来農法においては常識外れの姿だと思うと
昔夢見た”すごいこと”を目の当たりにできるのが感慨深い

スポンサーサイト
心の問題 | 22:46:46 | Trackback(-) | Comments(2)
初めての花
この春頂いた種から育てたシカクマメに花がついた
<青花>と記述があったが
わずかにのぞく花色は淡いブルー?!
開いたらどんな色なのだろう~楽しみ♪
shikakumame2014724.jpg

こちらはヒマ(トウゴマ)
種からひまし油をとることで知られているけれど
聖書に登場する植物としても興味深い
tougoma2014724-1.jpg

赤いところが雌花で、その下に白っぽい雄花が並ぶ
tougoma2014724-2.jpg

綿の花ももうすぐ開花
cotton2014724.jpg

昨日は隣町が35度以上あったらしく
この辺も非常に暑かった
バラはすぐにチリチリになってしまうけど
このストロベリーアイスは元気だ
sice2014724.jpg

サルスベリの花には早朝からマルハナバチがやってきて
その姿を撮ろうにもじっとしてくれないため
結局なぞの黒い物体として写っている
sarusuberi2014724.jpg

かろうじて飛んでいる姿だけとらえることができた
sarusuberi2014724-2.jpg

夏野菜の収穫は順調に進んでいる
pea2014724-1.jpg

pea2014724-2.jpg

nasu2014724-1.jpg

ホーム桃太郎2014722-1


庭つくり2014 | 07:40:10 | Trackback(-) | Comments(8)
梅雨明け
昨日、中国地方が梅雨明けしたらしい
大雨は困るが
これからの猛暑を思うだけですでに夏バテ気味な今日この頃、、

今の時期は、夏野菜が盛りで
写真に撮ってもさわやかで涼しげだ
先週は小玉スイカ(1.8キロ)を収穫
皮に”網目”の模様がついている
shukaku2014715-1.jpg

収穫直前
suika2014714.jpg

切ってみるとしっかり熟しており
甘味は最高とまでは行かなくてもかなり良いレベルだし
何よりシャリ感があって美味しかった
suika2014720.jpg

最近は毎日うちの野菜だけで足りている
shukaku2014709.jpg

ぜいたくトマトゴールド
tomato2014721-1a.jpg

ぶどうのような房で実るミニトマト
ミニトマト2014715-1

こちらは皮の薄い品種
ミニトマト挿し芽2014720-2

トマトはだいたい半分収穫を終えたところ
hatake2014714-1.jpg

hatake2014714-3.jpg


庭つくり2014 | 23:50:09 | Trackback(-) | Comments(0)
梅雨の庭 2
「緑がたくさんあって気持ちいいですね~」と声をかけられるたびに
今年は木もバラも草花も本当によく茂っているなあと実感する
一時期は何を植えても育たなかったところにも
今はまんべんなく何かが育つようになったし
土が(土壌微生物層が)確実に変化しているのだろう
2014714-1.jpg

それにしても今年の西洋ニンジンボクの勢いの良いこと!
かなり枝数を減らしたのに、青い炎が燃えたつようだ
2014714-2.jpg

入口のバラ”フェリシア”は、あまりにも茂りすぎるので
台風が来る前に、新枝だけ残してバッサリ剪定した
2014714-4.jpg

フェリシア
2014714-4a.jpg

道路沿いの花壇では、白花フロックスが花盛り
2014714-4b.jpg

2014714-4b1.jpg 2014714-4b2.jpg

セージやユーパトリウムも咲きだした
2014714-4c.jpg 2014714-4d.jpg

数年前までは病虫害がひどくボロボロだったサルスベリも
今年の勢いは「何が起きたの?!」と思うほど@@
2014714-5.jpg

2014714-5a.jpg

ストロベリーアイス
2014714-8a.jpg


2014714-9.jpg

左端のバラがフェリシア
2014714-10.jpg

グラニー
2014714-10a.jpg

ディスタントドラムス
2014714-10b.jpg


2014714-12.jpg

チョコレートコスモス
2014714-12b.jpg

ジニア”レッドスパイダー”
2014715-1.jpg

クリトリア蝶豆
2014715-2.jpg

コムラサキの花
2014714-12a.jpg

それにしても不思議なことに
この春katatakaさんから頂いた種を、市販の培養土と古い土に蒔いたが
市販の培養土の苗はこんなになり
2014714-13.jpg

うちの古土の方は成績が良い
(上のレッドスパイダーやクリトリア蝶豆も頂いた種から咲いたもの)
2014714-14.jpg

無農薬栽培歴の長い、土壌微生物の豊富なkatatakaさんのところの種だから
これも微生物の関係なのかな?

庭つくり2014 | 17:14:59 | Trackback(-) | Comments(6)
梅雨のバラ 4
2014706-5a.jpg

高い所で咲くコーネリア
2014706-1.jpg

ヨハンシュトラウス
2014706-3.jpg

フェリシア
2014706-5b.jpg

2014706-5c.jpg

フェリシアの勢いが良すぎて新芽がたくさん出るのは良いけれど
ウドンコ病になりかけているのが気になるなぁ、、
2014706-5d.jpg

フェンスの外側ではヘリテージが繰り返し咲いている
2014706-6a.jpg

2014706-6b.jpg

2014706-6c.jpg


2014706-2.jpg

ディスタントドラムス
2014706-4.jpg

2014706-4a.jpg

全体的に株の勢いは良いのだけど
こうして次々黒点病が広がり
黄変した葉を取り除く作業に追われている
2014706-7.jpg

そして、今一番面白いのは夏野菜~♪
今日は「坊ちゃんカボチャ」を初収穫した
かぼちゃ2014706-2

ホーム桃太郎2014706-1

ホーム桃太郎2014706-3

ホーム桃太郎接木2014706

kyuuri2014706-1.jpg

shukaku2014702-1.jpg

錦糸瓜にウドンコ病が広がり始めた
そうめん瓜2014706a


バラ2014 | 23:11:15 | Trackback(-) | Comments(2)
青春賛歌第三幕 40~広がる人脈
5月末に受けた『大学付属の室内合唱団』のオーディションに合格した娘は
6月半ばには練習に初めて参加し
その時、9月に高校で演奏する仕事ももらった
団員はほとんどが卒業生を中心とする社会人なので
すでに音楽でつながるネットワークをしっかり持つ人ばかりだ
学生枠の「研究生」として入団した娘にとっては
こうして色んなところに紹介してもらいながら
人脈を広げて行くチャンスに恵まれているのが非常に有難いと思う

この世界、仕事はほとんど「紹介」でやってくる
いつもお世話になっている植物園からは
8月に動物園でのコンサートを依頼されたし
ここでの評判が良ければまた次のチャンスにつながるだろう

また、6月20日には
地元のコミュニティ放送(FMラジオ)にも出演
将来的に地元での活動を希望している娘には
こういった地元密着型のメディアとのつながりは大切だ

この日の
facebookの記事はこちら

fmhatsukaichi2014620-1.jpg

上記リンクページに記されているように
今回の出演は、昨年のコンクール1位~自治体の表彰があったからで
(自治体の表彰の件は市の広報にも載った)
思えばあのコンクール以来、娘を取り巻く環境は随分変わった
本人は黙っていても
いつの間にか「1位」という肩書は一人歩きしていき
おかげで初めての場所でもどこでも好意的に迎えられ
自治体や教育関係、メディア関係、イベント関係など
多方面で活動する人々とのつながりができて
たくさんの名刺が手元に集まった

かつて”2位じゃダメなんですか?”というセリフが物議をかもしたけれど
決してダメじゃないし、十分素晴らしいことながら
1位と2位では、イメージも信用も待遇も随分違うという”現実”を
この半年余りの出来事を通して、本人も、わたしも知るに至る
(わたし自身は1位の経験が何もないから今までわからなかったけど)
特に一人しか選ばれないオーディションの場合は
2位であっても「本番に出られない」という現実は別の順位と何ら変わりはない
娘はそんな悔しさも体験しながら両者の意味を知ることになるのだった

色んなことを教えてくれた、娘にとって思い出のコンクールも
6月末から地区大会がスタートし、今年の戦いがすでに始まっている
娘の大学も会場の一つになっているので
参加する友人や後輩の応援に先日出かけたが
コンクール特有のあの悲喜こもごもの空気は何ともやるせない
そういえば昨年とある会場では
ライバルを威嚇して火花を散らしている人々もいたなあと懐かしく思い出す
できればもうあんな空気は味わいたくないものだと思いつつも
そこを通ることで得られるものも多くあることを思えば
避けてばかりもいられないのだろう

コンクールやオーディションは
今の自分の立ち位置を教えてくれるし
その現実を冷静に受け止めて行く訓練は人を強くする
娘自身も、ここまでトントン拍子で物事がうまく運んでいるようで
望んだものが得られなかった事も何度かあったけれど
”与えられないものは必要ないもの”として
気持ちを切り替えながら現在にいたっている

音楽大学といえば、優雅で華やかなイメージがある一方
現実の学生生活は
最低でも週に一度は、コワイ先生に怒られながらのレッスンがあるため
それに向けて毎日辛くても練習しなくてはならないし
その上、いくら頑張っても成果が出るとはかぎらない
時には納得いかない判定に涙することはあっても
とにかくあきらめて前を向くしかないわけで
優劣の順位がはっきりつく芸事の世界は何かと厳しい
そんな過酷な4年間を過ごす音大生の強みは
就職担当の先生の言葉を借りれば
誰よりも「打たれ強い」ことなのだそうだ

ひと時の華やかな舞台とは裏腹に
娘は大学院に入ってからもずっと「呼吸と発声」の地味な基礎訓練を続け
どんな大きなホールにも対応できるよう備えている
今後はオペラの舞台もあるようだし
明日からは初めてのミュージカル団体に臨時参加しに行く予定だ
そこでまた新しい人脈も広がっていくのだろう

今、元は生垣だった小さな畑に小玉スイカが育っている
せっかくの実が落ちないように、あちこちで支えられながら生長中だ
色んな波風にもまれつつ
娘もこんな風に支えられながらスクスク育っている
suika2014702.jpg


青春賛歌 | 23:20:26 | Trackback(-) | Comments(2)
梅雨のバラ 3
ヘリテージ
2014626-7.jpg

2014626-7a.jpg

ジェネラスガーデナー
2014626-8.jpg

2014626-8a.jpg

ジャストジョイ
2014626-9.jpg

---ここまでが先週の、そしてここからは今朝の写真---

マダム・アルフレッド・キャリエールとコーネリアが
空中で再びつながった
2014701-1.jpg

今日は良いお天気~
2014701-2.jpg

長く伸びたシュートの先に咲くキャリエール
2014701-3.jpg

こちらはコーネリア
2014701-4.jpg

コーネリアの下のヨハン・シュトラウス
2014701-5.jpg

道路沿い花壇では
2014701-6.jpg

グラニーが咲きだした
2014701-8.jpg

ブルーベリー
2014701-7.jpg

ヘリテージ
2014701-9.jpg

強い日差しでうなだれる前のブッドレア・ウェイエリアナ
2014701-10.jpg



バラ2014 | 13:27:07 | Trackback(-) | Comments(2)
PROFILE

kimi

  • author: kimi
  • バラの咲く教会を夢見てから
    15年がたちました
    今も理想と現実の間で
    日々奮闘中です
  • RSS
Calender
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
06月 « 2014/07 » 08月
Recent Trackbacks
Archives
Search
Search this site.