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はじめての土壌診断
このたび息子がわたしの誕生日(来月だけど)にと
『土壌診断キット』をプレゼントしてくれたので
早速使ってみることにした

まずは母の畑から・・・
ここにブロッコリーの苗を植えたのが2週間前
そして今回の土壌診断4日前には自家製発酵肥料を施している
bunseki2015925-1.jpg

深さ5~10センチのところから土を5cc採取し
精製水で50ccに薄めてしっかり撹拌する
bunseki2015925-2.jpg

試験紙の反応は・・・
まずPH(試験紙右側)は6.5とちょうどいい感じ
bunseki2015925hataketsuchi1a.jpg

硝酸態チッソ(試験紙左側)はゼロ!
bunseki2015925hataketsuchi1.jpg

説明書には、リン酸とカリウムは10㎏/10a以上を示す場合は「過剰」とあるが
リン酸は25、そしてカリウムも10と、過剰判定が出た
bunseki2015925hataketsuchi2.jpg

次に植物体中の硝酸濃度を測定する
畑のニラやサラダ菜のしぼり汁0.5ccを採取し
bunseki2015925-5.jpg

精製水で50ccに薄めてかくはん後、試験紙をつけると
こちらも硝酸態チッソはゼロだった
bunseki2015925-7.jpg

土壌中のリン酸やカリの過剰については今後考えていくこととして
とりあえず今回一番気になっていた硝酸態チッソの量について
土壌中も植物体中にもゼロという結果が出たのは嬉しかった
これは発酵肥料を作り始めた10年以上前からの夢だったからだ

途中から発酵肥料に挫折して
炭素循環農法のような無肥料栽培に移行した際も
目標はいつも硝酸態チッソ(無機態チッソ)による植物の弱体化
つまり病虫害を受けやすくなる状況をいかに防ぐかにあり
それから3年後の昨年より再び発酵肥料に戻ってからも
自家製発酵肥料の中のチッソがアミノ酸(有機態チッソ)であることが理想だが
現実にはどのような形態であるのかがいつも気になっていた
更にはその肥料を土に入れ、植物が吸収する時にはどういう形なのか
できた葉っぱを生で食べては
硝酸態チッソによる苦みやエグ味がないかを確かめつつ今日に至っている

ここ数年うちの畑で採れるホウレンソウや小松菜は
生で食べても美味しいと思えるのだが
これをいつかは数値で確認したいと思っており
こうした簡易的な方法でも確かめられたことは本当に良かった

土壌中の硝酸態チッソがゼロと出ると
単純にチッソ不足も疑われるが
この畑ではフダン草がたくさん収穫できたし
今もピーマンが生り続けているところを見るとチッソ不足とは思えない
peaman2015929.jpg

peaman2015928-1.jpg

さて次に、バラの土を診断してみよう
バラはわたしの体調不良で夏の間ずっと放置していたが
9月1日に夏剪定後、お手軽な10-10-10の化成肥料とマグネシウムを施した
あれから3週間以上がたっているので
硝酸態チッソはすでに流れてしまっている頃か、、

PHは6.0~6.5あたりで、バラにはちょうどいい
硝酸態チッソはやはりゼロだった
bunseki2015925rosetsuchi1.jpg

リン酸は過剰だが、カリウムは5以下と出た
bunseki2015925rosetsuchi2.jpg

葉っぱを調べてみると
bunseki2015925-9.jpg

こちらも硝酸態チッソはゼロ
bunseki2015925roselief1.jpg

そのおかげか、アブラムシやヨトウムシなどの被害は少ないが
新芽の伸びが止まってしまっている株もある
これは明らかにチッソ不足だなあ、、、
rose2015929.jpg

リン酸過剰の土に今さら発酵肥料を入れるわけにもいかないので
これからは市販の「魚のアミノ酸液肥」を使ってみよう

母の畑はずっと野菜の皮や卵の殻など台所から出る有機物をまめに入れており
(雨が続く時には腐敗しやすいので中止)
自家製の発酵液の類も定期的に使っているし
わたしのように化成肥料をそのまま使ってもいないし
長い間には微生物層がかなり整ってきているようだ

バラの土も以前のように微生物のエサになるものをもっと入れて
微生物の元である発酵液を施していれば
例え化成肥料をそのまま入れても、もう少し違った生長があったかもしれない
微生物によって肥料が「化ける」ことをこれからまた試していきたいと
おかげでやる気も出てきた
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土と微生物 | 15:29:42 | Trackback(-) | Comments(6)
□ コメント
へぇ。。。
こうやって化学的に見るのも見てみるのも楽しいですね。
僕のようなアバウトな性格の人間だとやれないですけど(爆
2015-09-30 水 13:25:21 | URL | sakae #mbwhQQ6o [ 編集]
園芸って理屈通りに行かない事が多いので
この手の分析が必ずしも当たっているかどうかはわからないですけど
わたしの場合はどこかで一度仕切り直しをしないと
間違ったことをやっていても気づかずズルズルと・・ということになりそうで
とりあえず時々こういうことをやってます
まあ基本的には好きなんでしょうね~
2015-10-01 木 06:54:18 | URL | kimi #K.EX7jD2 [ 編集]
誕生日のプレゼントが『土壌診断キット』とは、、 、
なるほど嬉しい品ですね。
ガーデニング用品ですと色やデザインの好みもありますし
剪定鋏は手のサイズなどでしっくりこないこともあります。
自分で買うには手を出しづらいけれどいただけると嬉しい
一品ですね。

今の状態を知る事は、やってきたことが正しい方向なのか
どうかの目安にもなって良いですね。

リン酸過上の解消といえば「菌根菌」ですね。
菌や微生物の世界は複雑で奥が深いです。

先日の爆弾低気圧のほうは大丈夫でしたでしょうか?。
こちらは強風でしたけども前回の台風襲来の教訓で
事前に鉢バラはビニールシートを敷いて、その上に
まとめて倒しておきましたので殆ど無傷ですみました。
ここ暫くは晴天が続きそうですので、放置していた古土の
袋を引っ張り出して干そうと思います。

2015-10-04 日 00:51:57 | URL | おき #W/xj3oFY [ 編集]
土壌診断キットは以前から気にはなっていたんですが
結構お値段もするので、そこまではいらないかな・・と
手を出さずにきたものです
ですから思いがけないプレゼントは嬉しかったですね
これで一気に気分も活性化した感じです

「菌根菌」はずっと憧れではありますけど
これも市販品を買おうとは思わないので
雑草を生やし色んな植物を混植して
それぞれの根についている菌根菌が土壌中に繁殖すれば良いかななんて考えてきましたけど
果してどう効果があるのかサッパリわからないままです、、

こちら低気圧の影響は一時的な大雨だけでした
ものすごい勢いでしたが時間が短かったので特に被害は出なかったようですね
そういえば、満月の3~4日後にはヨトウムシが産卵するので
その頃に植物の株元を水で洗うといいと聞いて母がやってみようかと言ってましたが
今回の大雨はちょうどいいタイミングだったかも?
結果はそのうちわかるでしょうけど^^;
2015-10-04 日 09:51:18 | URL | kimi #K.EX7jD2 [ 編集]

>「菌根菌」はずっと憧れではありますけど
>これも市販品を買おうとは思わないので

市販品はいまいちよくわからないのですよね。
店頭に並べられているのが生きているのか・いないのか。
それに株数が少なければいいけれど株数が多くなりますと
一度施せば済むというものではないので少々お高くつきますね。

>雑草を生やし色んな植物を混植して
>それぞれの根についている菌根菌が土壌中に繁殖すれば
>良いかななんて考えてきましたけど
>果してどう効果があるのかサッパリわからないままです、、

腸内細菌のヨーグルトと同じで凄く効果が現れるというものではなく
縁の下の力持ち的な役割なのかなぁ。という感じでしょうか。
キノコのようにニョキニョキとはえてきたり、カビ菌の菌糸ように
判別できる形であればいいのですけどね。

>そういえば、満月の3~4日後にはヨトウムシが産卵するので
>その頃に植物の株元を水で洗うといいと聞いて母がやってみようかと言ってましたが
>今回の大雨はちょうどいいタイミングだったかも?
>結果はそのうちわかるでしょうけど^^;

ヨトウ虫情報ありがとうございます。
夜回りで2,3匹みつけました。

アシナガバチの巣を探してスズメバチがやってくるようになりました。
調べてみたところヒメスズメバチという種類らしく、おとなしいようです。
スズメバチもいろいろいるんだなぁ。
おとなしくても大きいと羽音でたじろぎます。
2015-10-06 火 15:26:10 | URL | おき #W/xj3oFY [ 編集]
菌と言えば、市販の光合成細菌も使ってみましたけど
あれは全く効果を感じなかったですね
まだ自家製の「モドキ」の方がずっと手ごたえがありましたよ
色々やってきて
今はとりあえず土着菌が最強だと思っています
自然てすごくよくできていて、結局のところ
必要なものは身近な所にあるんだと思うのですよね
ただそれを上手く用いることが難しくて、、、
微生物は人の思い通りには動いてくれませんからね

スズメバチ=凶暴だと思っていましたが色々いるのですね
自然はホント不思議に満ちています
2015-10-07 水 21:56:48 | URL | kimi #K.EX7jD2 [ 編集]
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